【新刊】『東海高校・中学校 カヅラカタ歌劇団の奇跡』(鈴木隆祐 著 駒草出版)
名門進学校の美しき男子中高生が魅せる“劇アツ”男子校ドキュメント!
駒草出版(株式会社ダンク 出版事業部)では『東海高校・中学校カヅラカタ歌劇団の奇跡』を2022年7月1日に発売いたします。
それは文化祭の“出し物”から始まった
はじまりは2003年。愛知県にある名門男子校、東海高校・中学校——
この学校の文化祭実行委員長でもあった生徒会長は悩んでいました。
「今年のステージでなにか盛り上がる出し物はできないか……」
その時ふと頭をよぎったのは、当時話題になっていた『ウォーターボーイズ』。
男子高校生によるアーティスティックスイミングです。
これをヒントに自分たちだけのオリジナリティを求めたどりついたのが、男子校のオール男性キャストで「宝塚歌劇」を演じるというアイディアでした。
そして自分たちを、「タカラヅカ」を逆から読んで『カヅラカタ歌劇団』と名付けたのです。
文化祭当日まで半年を切っていましたが、「やる以上はおふざけのパロディにはしたくない」という決心のもと、本物志向で猛練習。本家・宝塚歌劇団を実際に観劇して研究し、ガラス張りの駅ビルを鏡にして群舞を練習したり、当日朝までかかって場面転換の練習をしたり。