幼児向け雑誌『げんき』休刊、32年の歴史に幕「読者のライフスタイルの変化を踏まえ」
幼児向け雑誌『げんき』休刊2026年1月号の表紙
講談社は28日、幼児向け雑誌『げんき』を本日28日発売の2026年1月号をもって休刊することを発表した。1994年の創刊から32年の歴史に幕を下ろし、「たくさんのお子様や保護者の方にご愛読いただいてまいりました。長年のご支援に、編集部一同、心より御礼申し上げます」と読者に感謝のメッセージを寄せた。
『げんき』は、未就学児を対象に、「あそびながらまなぶ」「親子で楽しむ」をテーマに1994年に創刊。創刊当初より、多くの人気キャラクターたちとともに歩みながら、親子の時間を彩る幼児誌として愛されてきた。
休刊の理由については、「幼児誌『げんき』は出版を取り巻く環境や読者のライフスタイルの変化を踏まえ、誌面の役割に一区切りをつけることとなりました」と説明し、「これまで本誌を支えてくださった読者の皆さま、キャラクター原作会社の皆さま、関係スタッフの皆さまに、深く感謝申し上げます」と伝えた。
今後の展開は「『げんき』の理念である「親子で楽しみながら育つ」は、これからも講談社の幼児メディアに受け継がれます。今後は、デジタルメディア『WEBげんき』およびリアル体験型知育シリーズ『げんきリアルMOOK』へとフィールドを広げ、誌面を超えて子どもたちの成長をサポートしてまいります」と説明した。