こっちのけんと、昨年大みそか『紅白』出場後“休養”した理由を明かす 過去の経験「もう1回同じことをするのは嫌だな」
こっちのけんと (C)ORICON NewS inc.
マルチクリエイター・こっちのけんとが、9日放送のNHK Eテレ『ハートネットTV』(後8:00)に出演し、自身の半生について告白した。
番組は「私のリカバリー “双極症”から生まれたメロディー こっちのけんと」と題し、「はいよろこんで」で昨年大みそかの『NHK紅白歌合戦』出場したけんとが向き合う「双極症」の経緯が明かされた。双極症は、かつて躁うつ病とされていたもの。躁状態とうつ状態がくりかえす病気。
けんとは、会社員時代に評価が高く、頑張りすぎて抑うつ状態になり、退職。その後、SNSで音楽を発表するようになり、2022年に発表した楽曲「死ぬな!」で注目された。しかし、ヒットしたことが、再びけんとを追い詰めたという。
「それこそ『はいよろこんで』って、全部がありがたかった」と仕事を引き受け続け、躁状態に。
鍋を大量に食べ「1日でポン酢がなくなる」ほどだったという。
「はいよろこんで」が大ヒットし、『紅白』初出場後には、一時休養した。その決断の経緯について「このままいくと、またサラリーマン時代の頑張りすぎちゃって沈む、今後『死ぬな!』の時の受け入れすぎちゃって沈んじゃうみたいなことと同じだと思っちゃって。ここでもう1回同じことをするのはちょっと嫌だなと。良い意味でブレーキを踏めたのがあった」と明かした。
番組は、NHK ONEで16日午後8時29分まで見逃し配信。