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ガイナックス破産で設立当時の思い出写真 宮崎駿の御祝儀袋に庵野秀明「高田馬場にあったスタジオ(一軒家)に持って来てくれた」

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ガイナックス破産で設立当時の思い出写真 宮崎駿の御祝儀袋に庵野秀明「高田馬場にあったスタジオ(一軒家)に持って来てくれた」

庵野秀明 (C)ORICON NewS inc.


株式会社カラーの公式サイトが11日に更新され、代表取締役の庵野秀明より株式会社ガイナックスの破産整理が終わったことを報告した。法人として消滅し、42年弱の歴史に幕を下ろした。これを受け、【(株)カラー2号機】の公式Xでは庵野と親交のあるスタジオジブリ・宮崎駿監督(崎=たつさき)より、ガイナックス設立当初に渡した御祝儀袋が公開された。

ガイナックスは1984年に設立され、アニメーション制作やゲームソフトの制作販売などを行ってきたが、2024年6月に破産を報告。当時の代表取締役・神村靖宏は「『新世紀エヴァンゲリオン』(現在は株式会社カラーが著作権を保有)などいくつかのヒット作にも恵まれましたが、2012年ごろから見通しの甘い飲食店経営、無計画なCG会社の設立、運営幹部個人への高額の無担保貸付、投資作品の失注等、経営陣・運営幹部の会社を私物化したかのような運営により、経済状態が悪化していきました」と理由を明かしていた。

そんな中でカラーの公式サイトでは「2025年12月10日の官報掲載にありますように、アニメーション制作スタジオだった「株式会社ガイナックス」の破産整理が終わり、法人として消滅し、その42年弱の歴史を終えました。創設期から20年以上籍を置き、今日まで株主として関わっていたものとして誠に残念な最後ですが、静かに受け止めています」と説明。

「まず、2019年、当時の代表取締役社長巻智博氏の逮捕を受け、弊社と共にガイナックス社の再建、後に整理に関わる業務に6年近く無償でご尽力を頂きました、関連各社の皆様に、感謝と敬意を申し上げます」とし、「各位のご協力を賜り、各作品の権利処理、権利譲渡、制作成果物等各種資料の譲渡に関しまして、正当な手続きをもって、各権利者やクリエイターに無事お戻しする事が叶いました。
改めて、感謝致します。ありがとうございました」とこれまでの経緯を明かした。

カラー2号機の公式Xでは、ガイナックス設立当初の思い出が明かされ「写真は宮さん(宮崎駿氏)が、ガイナックス設立当初、高田馬場にあったスタジオ(一軒家)に持って来てくれた御祝儀袋(元はタップ穴の付いた原画用紙)です。棄てられる前に自分が取っておきました。いつの間にか弊社のスタッフが額装してました。あの時から40年以上経ちました。本当に残念な結果となりました。(弊社社長談)」とつづっている。

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