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9回目『THE W』粗品投入で変革へ覚悟 節目の10回目を前にさらなるレベルアップへ

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9回目『THE W』粗品投入で変革へ覚悟 節目の10回目を前にさらなるレベルアップへ

『女芸人No.1決定戦THE W 2025』ロゴ(C)日本テレビ


女性芸人の中から一番面白い“笑いの女王”を決定する日本テレビ系『女芸人No.1決定戦THE W 2025』が、13日に放送された(後7:00)。過去最多エントリー数1044組の中から、ニッチェが9代目王者に輝き、賞金1000万円と『日テレ人気番組出演権』『冠特番』などの副賞を獲得した。来年には10回目という節目を迎える『THE W』だが、審査員に粗品(霜降り明星)を起用し、変革への覚悟を見せた。

番組MCは、フットボールアワーの後藤輝基、日本テレビの黒田みゆアナ。大会サポーターは、山添寛(相席スタート)、コットンが務めた。審査員は、川島明(麒麟5回目)、粗品(霜降り明星初)、田中卓志(アンガールズ7回目)、哲夫(笑い飯7回目)、友近(4回目)、森田哲矢(さらば青春の光2回目)、リンゴ(ハイヒール4回目)という顔ぶれに。さらに、最前線で見守る大会オブザーバーには、あの、江村美咲、手越祐也、福部真子が就任した。

粗品は今年3月に『マウスコンピューターpresents 第14回ytv漫才新人賞決定戦』の審査員に就任し、ファーストラウンドでは、全組に70点台から80点台をつける辛口審査が話題に。
こうした流れにあって、『THE W』の舞台でも同じような審査スタイルが予想されることから、大会前から粗品への注目が集まっていた。

そんな声に呼応するように、粗品も大会直前の『THE W』SNS動画にて「今年の『THE W』、初審査員を務めることになりました。霜降り明星の粗品です。『THE W』はですね、あんまり見てなかったんですよ。普段。おもんないんで。たまに見るんですよ。でも、やっぱりね…うーん、ちょっとレベルが低すぎるので。
でも、そんな中でも面白い人がいたり、輝く何か光るものがあったり、そういうのはちゃんと言及してあげたいです」ときっぱり。

続けて「周りの審査員も、ボケっとしてね『いや、どっちもおもろかったんですけど…』っていうヤツばっかりじゃないですか?どっちもおもんない時に、それ言ってるヤツもいたので、それは僕が意識変えてあげないとなって思っています。面白くないものは、面白くないと言わせていただこうと思っています。でも、面白いのには面白いと言わせていただきます。日テレが、血の海になったらすみません(笑)。オレも本気でやりますから。わざと悪く言うとか、逆にわざとよかったよとかしませんから、本気で向き合わせてください。みなさん、楽しみにしてください」と呼びかけ、さらなる期待が集まっていた。


「本気でやる」とのコメントに現れているように、ただ無軌道に大会をかき回すのではなく、『THE W』審査員として「言うべきことを言う」というスタイルを表明した粗品。大会直後にアップした動画では、事前に『THE W』スタッフ側とも意思疎通を図っていたようで「オファーの段階から『面白くないものには面白くないと言いますよ。たぶん、どえらい空気になりますよ。あと予想ですけど、やっぱ例年見てて面白くないんで、面白くないっていうことの方が多いと思いますよ』とか言ったんです。(番組側が)『全部いいです。逆にぜひそうしていただけると…』という話でした。いろいろ理由あるけど『W』も焦っているというか、何か変えないといけないなって思うタイミングなんでしょう。シンプル、視聴率、TVer見逃し配信がかなり回るという意味も、起爆剤としてあるんでしょうけど。
なんかこうお笑いの格を上げたいみたいな話ができて、本当に僕はうれしかったです。熱い人は、やっぱりどこにでもおるなと思いました」と明かして、コメントの時間などもある程度の長さになることを伝えていたとした。

宣言通り、粗品はAブロックの第1試合から「ちょっと長くしゃべっていいですか」と切り出すと、約4分間にわたって熱弁。その後も「日テレが集めた客の勘が悪すぎ」「正直1秒も面白くなかった」「質の悪い客の前でしか試せていない」といった手厳しいコメントを連発し、エルフ荒川から「Wから出ていってくれませんか!迷惑なんです」と反撃を受ける一幕も。その一方で、本人も口にしていたように「具体的な批評・アドバイス」を心がけており、なぜその審査にいたったのか、どうすればネタがよりよいものになるのかを呼びかけていた。最後まで「賞金1000万円にしては、レベルの低い大会やったと思います」と自身の意見を貫き通した粗品。『THE W』にヒリヒリする空気感をもたらし、話題も集めるなど、大会の向上に一役買った。

そのほかにも、今大会ではファイナリストが12組から8組に変更し2ブロック制となり、視聴者投票によって敗者6組の中から1組が最終審査に進出する仕組みを採用。
女性という参加条件を満たせば、プロ・アマ、芸歴、人数、年齢を問わず、自由度の高い“女芸人の祭典”は、来たるべき10回目に向けて新たな一歩を踏み出した。

■『THE W』各ブロック投票結果
【Aブロック】
もめんと:6(リンゴ、川島、田中、哲夫、友近、森田)電気ジュース:1(粗品)
もめんと:5(リンゴ、川島、哲夫、友近、森田)とんでもあや:2(田中、粗品)
もめんと:0紺野ぶるま:7(リンゴ、川島、田中、哲夫、友近、森田、粗品)

【Bブロック】
エルフ:7(リンゴ、川島、田中、哲夫、友近、森田、粗品)パンツ万博:0
エルフ:3(リンゴ、哲夫、友近)ニッチェ:4(川島、田中、森田、粗品)
ニッチェ:6(リンゴ、川島、田中、哲夫、友近、森田)ヤメピ:1(粗品)

【最終決戦】
エルフ:2(リンゴ、哲夫)
ニッチェ:3(川島、田中、友近)
紺野ぶるま:2(森田、粗品)

■『THE W』歴代優勝者(カッコ内は参加組数)
第1回(2017年)ゆりやんレトリィバァ(636組)
第2回(2018年)阿佐ヶ谷姉妹(606組)
第3回(2019年)3時のヒロイン(627組)
第4回(2020年)吉住(646組)
第5回(2021年)オダウエダ(700組)
第6回(2022年)天才ピアニスト(735組)
第7回(2023年)紅しょうが(863組)
第8回(2024年)にぼしいわし(903組)
第9回(2025年)ニッチェ(1044組)

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