杉村太蔵、生放送で「子どもNISA」に鋭く私見「明確にして」→識者納得「私もすごく気になる」「杉村さんの発信が一つのきっかけに」
杉村太蔵 (C)ORICON NewS inc.
元衆議院議員でタレントの杉村太蔵が14日、TBS系『サンデー・ジャポン』(毎週日曜前9:54)に生出演し、「子どもNISA」について鋭く意見した。
政府・与党は、来年度の税制改正に向け「子どもNISA」について検討している。「つみたて投資枠」の年齢対象を撤廃する方針。子や孫のために、入金する場合、年間110万円以内は贈与税がかからないとする。
杉村は「すごく良い制度」としつつ「僕がちょっと心配しているのはね」と切り出した。「600万円まで総額OKですね、年間60万円までですよ、毎月積み立てていきますね」と前提を説明した上で、「贈与税って110万円まではかかりませんよ、と。なので、年間60万円だったらかからないのかなと思う一方で、これ政府の制度だと、600万円は要するに子どもに贈与しますよね、と。これ定期贈与って言って、この110万円の上振れ分に関しては、贈与税の対象になっちゃうんじゃないか」と指摘。
「視聴者の皆さんには難しいかもしれない」としつつ、「これ税調でね、このへんの議論、確認していただきたい」と続けた。
そして、杉村は「僕ね、一生懸命見ているんですけど、まだこれが定期贈与にはならないんだよっていうようなことってあんまりまだ聞かれていない。実際どうですか?」と識者に向けた。これに対して、ファイナンシャルプランナーの塚越菜々子氏は論点を成立しつつ「はっきり出ていないので、私もすごく気になるところ」と返答。
杉村は「僕も一生懸命調べてるんですけれど、まだ明確なアナウンスが出てないような気がするんですよ」、「議論が今やってる最中なので、定期贈与にかからないんだということを明確にしていただかないと、せっかく積み立てても、あとかれ定期贈与になりますよって来たら、せっかくの良い制度が…」とさらに議論を深め、政治記者の後藤俊広氏は「きょうの杉村さんの発信が一つのきっかけになって、コンファーム、確認するということが出てくると思います」とした。