山田裕貴、映画『爆弾』興収25億円突破に感謝も「まだまだ足りない」 サプライズケーキに警戒するあまり“プチ”ハプニング
山田裕貴『爆弾』異例の“ラスト舞台挨拶”(C)呉勝浩/講談社 (C)2025映画『爆弾』製作委員会
俳優の山田裕貴が14日、都内で行われた映画『爆弾』大ヒット舞台あいさつに登場。13日までに興行収入が25.5億円を突破、180万人を動員する中、感謝の気持ちを口にした。
満員の観客からの大きな拍手に包まれて登壇した主演の山田は、作品の大ヒットを受け喜びの表情を見せつつも、「みなさんには大変感謝の気持ちでいっぱいですが、全然まだまだです!」とさらなる大ヒットを目指し気合十分。先日行われた本作のイベントで、「もう一度舞台挨拶を行えるほどヒットしてほしい」と願いを口にしていた山田。見事その願いが叶い今回の登壇が実現できた心境を「予言があたりましたね。」と、本作の“ヴィラン”・スズキタゴサク(佐藤二朗)のセリフになぞらえて回答した。
続けて「みなさんに観ていただけていることは非常に感謝しておりますが、『アバター』級の大ヒットを考えるとまだまだ足りないですね…あと一年半くらい公開してくれないと!」と、世界的ヒットまで視野に見据えた発言で会場を驚かせた。
連日反響を呼び、満員の劇場が相次ぐほど注目を集めている本作。山田は、俳優仲間からも満席で本作が観られないという“クレーム”が届いていることを明かし、一般の観客だけでなく、その反響は芸能界にも及んでいることに言及。
「みなさんのおかげで作品の関心が高まっていることがすごく嬉しかったです!」と改めて作品のヒットへの感謝を伝えるとともに、日本中に”爆弾現象”が広がり続けている手応えを明かした。
2026年の目標について山田は「毎度毎度観てもらえるかどうかの勝負ですので、来年も日々変わらず、撮影を頑張ります。作品に全力投球で」と力強く決意を新たにした。また、今回は山田一人の登壇となったが、「今日はタゴサク役の佐藤二朗さんの想いも背負って、タゴサク風の衣装で登場しました!」と、どこかタゴサクを思わせるデザインの衣装について言及。「お忙しいとは思いますが、いろいろ落ち着いたらまたゆっくりお話しできれば」と、本作での演技合戦が大きな話題を呼んだ佐藤の気持ちも明かした。
さらに、クリスマス間近ということで、山田演じる主人公の刑事・類家のビジュアルをあしらったクリスマスケーキがサプライズ登場。山田は驚きを隠せない様子で、「これ、爆弾入っているとかはないよな…」と疑いながら、ケーキの箱を揺らす一幕も。そのためケーキの一部が崩れてしまうハプニングを乗り越えつつ、その完成度に「こんなものが作れるんだ!」と大感激。
「ケーキをみなさんに切って配りたいです!」とコメントし、会場はあたたかい笑いに包まれた。
同作は、「このミステリーがすごい!2023年版」「ミステリが読みたい 2023年版」で1位を獲得した呉勝弘氏の同名小説を実写映画化。酔った勢いで自販機と店員に暴行を働き、警察に連行された謎の中年男(佐藤)が、自らを「スズキタゴサク」と名乗り、都内に仕掛けられた爆弾の存在を予告する。彼はいったい何者なのか、そして仕掛けられた“爆弾”の正体とは。警視庁捜査一課の類家(山田)が真正面から勝負を挑む。