市川染五郎、“父”西島秀俊に感謝 ロンドンに“出張中”で「撮影頑張ってください!」
“父”西島秀俊に感謝を明かした市川染五郎(C)ORICON NewS inc.
歌舞伎俳優の市川染五郎が18日、都内で行われたAmazon MGMスタジオ制作の新ドラマシリーズ『人間標本』のプレミアイベントに参加した。
Amazon MGMスタジオ制作の新ドラマシリーズ『人間標本』は、Prime Videoで19日からプライム会員向けに世界配信(全5話一挙配信)。本作は、『告白』『母性』『ユートピア』などの衝撃作で知られるベストセラー作家・湊かなえ氏が、デビュー15周年を記念して書き下ろした同名小説の実写ドラマとなる。“イヤミスの女王”と呼ばれる、湊かなえ氏が10年来温めてきた「親の子殺し」というセンセーショナルなテーマの映像化を手掛けるのは、『母性』(2022)でタッグを組んだ名匠・廣木隆一監督。主演は西島秀俊、息子役として本作が現代劇ドラマ初出演となる染五郎が出演する。
穏やかな表情で狂気の犯行を独白するミステリアスな主人公、榊史朗役を演じるのが西島。数多の国際的評価を受けた『ドライブ・マイカー』(2021)をはじめ、国内外の話題作に出演しキャリアを重ねている。その息子、榊至役には、今年20歳を迎え“歌舞伎界のプリンス”との異名をとる染五郎が。
本作が現代劇ドラマ初出演で、西島と“親子役”で初共演をする。
父役だった西島について、染五郎は「西島さんは意識的にグイグイ引っ張ってくださる感じではなくて、自然と父親として榊史朗という人物として現場にいてくださった。ナチュラルに存在で引っ張ってくださるような感じがして、自分のクランクインは和やかな親子の日常のシーンが最初だったんです。『いきなり親子のナチュラルな距離感を作れるのかな…』と思っていたんですけども、本当に自然と父親としてそこにいてくださった。こちらも自然と息子になれた。作品の中で描かれていない、これまでの2人の親子の空気感、親子の人生が何か見えるような距離感を最初から作れたのは本当に西島さんのおかげ。助けていただいた」と感謝していた。
そんな中、この日は撮影のため欠席と発表されていたが、撮影中のロンドンから中継で西島が参加。
中継に西島が登場するとサプライズだった客席からは驚きの声が。西島は「ロンドンで撮影していて、残念ながら伺うことができません。今、盛り上がっているのを聞いて行きたかったです」と悔しそうな表情に。息子役だった染五郎は“出張中の父”へ「お久しぶりです。撮影頑張ってください!」と声を掛けると、西島は「ありがとう!頑張ってる」と親子のようなやり取りを見せていた。
イベントには、宮沢りえ、伊東蒼、荒木飛翔、山中柔太朗、黒崎煌代、松本怜生、秋谷郁甫、湊かなえ氏、廣木隆一監督も参加した。