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『ストレンジャー・シングス』ダファー兄弟×小島秀夫、夢の対談映像が解禁

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『ストレンジャー・シングス』ダファー兄弟×小島秀夫、夢の対談映像が解禁

(左から)小島秀夫、Netflixシリーズ『ストレンジャー・シングス 未知の世界 5』ダファー兄弟


動画配信サービス「Netflix」の人気シリーズ『ストレンジャー・シングス 未知の世界 5』のVOL1(独占配信中)に続き、VOL2(第5~7話)が12月26日、フィナーレとなる第8話が2026年1月1日より配信される。このたび、本作のショーランナーを務めるマット&ロス・ダファー兄弟と、世界的ゲームクリエイター・小島秀夫氏によるスペシャル対談映像が解禁された。対談は、東京にあるKOJIMA PRODUCTIONSのオフィスで行われ、世界的クリエイター同士の交流を記録した貴重な映像となっている。

本作は、1980年代の小さな町ホーキンスを舞台に、突如出現した<裏側の世界>という“異世界の脅威”に、オタク気質な少年少女とその家族や仲間が力を合わせて立ち向かう、ミステリー・アドベンチャー&青春物語。先日配信された最終章VOL1は、配信からわずか5日間で視聴回数5960万回を記録し、Netflixの英語作品史上最高の初週視聴数を達成するなど、世界的な盛り上がりを見せている。

解禁となった映像では、「東京に来ているのが信じられない。夢のようだ。それだけじゃない、あの伝説の小島さんに会えるんだ!」と興奮を隠せない様子のダファー兄弟が、会場となるKOJIMA PRODUCTIONSの象徴であるルーデンスの等身大スタチューが立つエントランスで小島氏と対面。


その後、計65台ものカメラを使用する3Dモデル素材用のスキャン撮影を体験した二人は早くも興奮の絶頂に。さまざまな表情や、イレブンが超常パワーを使う際のポーズなどで撮影に挑み、データが仕上がるまでの時間に小島氏との対談が行われた。

小島氏が本シリーズについて「僕にとって特別なドラマです。80年代の作品に影響を受けていて、SFでありホラーであり、アクションでもあり西部劇でもある。私もそういうミックスしたジャンルの作品を観て育ったので、非常に衝撃を受け、懐かしさも感じ、もう一度原点に戻ったような感覚になる作品でした」と称賛。

これに対しロス・ダファーは、「マットも僕も幼い頃からアニメやビデオゲームなど日本の文化を吸収してきました。例をあげるなら『AKIRA』とか『エルフェンリート』とかね。ビデオゲームだと『サイレントヒル』なんかは裏側の世界に世界観がそっくりです。
それにもちろんあなたの名作『メタルギアソリッド』もね。僕らが若い頃に経験したものたちが、フィルターを通してこのシリーズに影響を与えています」と語った。

マット・ダファーも「『メタルギアソリッド』といえば、僕たちが14歳の頃だったかな。ゲームをプレイしてみて驚きで脳みそが吹っ飛びました。あなたや日本の方達が僕らに影響を与えた理由の1つとして、僕らがアメリカで経験してきたものと比べて大きな違いがあったからだと思います。ノースカロライナで育った僕たちにとって全く新しい物語の伝え方を教えてくれたんです」と明かした。

シリーズが世界的人気を獲得した理由について、マットは「何が良かったといえば、この作品には若いキャラクターたちが出てきて、それらを演じる最高のキャストたちがいます。自分の子ども時代を思い出す人や、彼らと同じ世代の子どもたちも何かに立ち向かう姿に自分を重ねることができたんです」と魅力的なキャラクターたちの存在を挙げた。


小島氏も「9年にわたってどんどん成長してくいくと、共に暮らしている感じがします。シーズンごとに間をあけたのもよかったと思うんです。自分も成長していますし、彼らの成長した姿を毎シーズン見ることによって、どんどん気持ちが高まっていく。そういう手法がうまかったと思います。ここで終わるのは大きな決断で
すし勇気がいると思います。僕的には終わることでユーザーの心の中に永遠が生まれ、ファンの皆さんの心にグッと残ると思う」と語り、その決断を称えた。

その言葉を聞き、マットは「究極の目標や夢を言うなら、たった1人でも誰かに影響を与えられたらうれしいです。あなたの作品が僕らにしてくれたようにね」と込み上げる想いを語った。


対談を通して小島氏は「世代は違いますが、非常に共通点が多いと思うので、双子というか三つ子のような感じがします。僕のゲームが二人に刺激を与えたように、二人の作品が若い子に刺激を与え、彼らが新しい作品を作ってくれる。そういう螺旋ができたと思うので、感謝していますし、これからも応援しています」とエールを送った。

対談後、完成した3Dモデルを見たダファー兄弟は大興奮。小島氏から「ゲームに出たい?」と問われ、「本当に?ぜひ!」と即答する場面も収められている。今後、小島氏の制作するゲームにダファー・ブラザーズが登場することはあるのか!?

世界的ヒット作の裏側で、どんな文化や表現が交差してきたのかを知ることができる、貴重な対談映像となっている。

■『ストレンジャー・シングス』とは

舞台は平和で小さな町ホーキンス。ある日、別次元の恐ろしい<裏側の世界>の扉が開き、町じゅうで超常現象が頻発し、ついには邪悪な怪物が襲来する。
そんな中、映画やゲームが大好きなちょっと冴えない仲良し4人組マイク(演:フィン・ヴォルフハルト)、ウィル(演:ノア・シュナップ)、ルーカス(演:ケイレブ・マクラフリン)、ダスティン(演:ゲイテン・マタラッツォ)は、超常パワーをもつ謎の少女イレブン(演:ミリー・ボビー・ブラウン)と出会い、友情と勇気を武器に脅威へ立ち向かっていく。

シーズンを重ねる中で恋や成長を経験しながら、大人たちとも力を合わせて危機を乗り越えてきた少年少女たちの前に、シリーズ最終章にして“最強の敵”ヴェクナが<裏側の世界>から襲来する。シーズン5ではついに<裏側の世界>の全貌が明らかとなる。

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