羽田空港に40メートル級のゴジラ 過去に“破壊”した因縁も大田CGOが弁明「潰した街は必ず再生して繁栄するんですよ!」
ゴジラモニュメント TM &(C)TOHO CO., LTD.
東宝、日本空港ビルデング、東京国際空港ターミナルの3社で連携し、日本のエンターテイメントを、羽田空港から世界へ発信する超大型プロジェクト『HANEDA GODZILLA GLOBAL PROJECT』の完成報告イベントが19日、羽田空港内で開催。東宝専務執行役員兼CGO(チーフ・ゴジラ・オフィサー)の大田圭二氏、東京国際空港ターミナル社長の赤堀正俊氏、『ゴジラ・ザ・ライド』シリーズでアンバサダーを務める俳優の福本莉子が参加した。
“破壊神”の異名もあるゴジラ。そんな存在だけに過去に羽田空港を壊したことがあるのかが話題に。赤堀氏は「実は私共のステークホルダーに、ゴジラをああいう形でやっていいか聞いて回りました。皆さん笑顔で、例えば京浜急行さんに行った時は『うちの品川駅がゴジラに潰されたんだよ』とおっしゃる。羽田空港は後で調べたら第22作で滑走路をめちゃくちゃにされた。今回も『いいよね』と。
いかにゴジラが愛されているのか、感じました」と裏話を披露した。そんなトークを受け、大田CGOは「赤堀社長、ゴジラが潰した都市や街は必ず再生して繁栄していくんですよ!だから、もっと壊した方がよかったかもしれないですね」と弁明して笑いを誘っていた。
2024年11月に生誕70周年を迎え、さらなる拡大を続ける「ゴジラ」。国内外から多くの人々が訪れ、日本の文化と伝統の発信拠点でもある日本の空の玄関口である羽田空港。3社が連携したプロジェクトで作られた全長約40メートル、高さ約9メートルの超巨大ゴジラモニュメントが第3ターミナル3階出発ロビーに12月20日に公開する。ここでしか見ることのできない、圧倒的スケールのゴジラが、空港を訪れるすべての人を出迎える。
公開期間は、あす20日から約1年間(予定)。特徴は、『ゴジラ』(1954)に登場した初代ゴジラをベースにし、羽田空港のためだけにデザインされた造形となる。
材質は、オリジナルデータを元に高密度発泡樹脂剤を3Dカービングし、特殊表面コーティングをした上で、水性エマルジョン塗装で仕上げている。制作期間は、2023年9月から2025年12月(デザイン開始から完成までの期間)。また、第3ターミナル2階到着ロビー階のインフォメーション上の吹き抜け装飾に『ゴジラ 怪獣総進撃絵巻』も。ゴジラ、リトルゴジラ、スーパーX、メカゴジラ、チタノザウルス、ガイガン、ジェットジャガー、ヘドラ、キングシーサー、ラドン、アンギラス、バラゴン、デストロイア、キングギドラ、スペースゴジラ、ビオランテ、バトラ幼虫、モスラ成虫、モスラ幼虫という昭和と平成の人気怪獣たちがカラフルな色彩で登場する。公開期間は、あす20日から約1年間(予定)。『ゴジラ-1.0』ゴジラ立像(高さ約2メートル)も第3ターミナル2階到着ロビー階に23日から1年間(予定)にわたって設置される。