日テレ新ドラマ、実写と生成AI映像が融合 莉子主演『TOKYO 巫女忍者』に生成AIを活用
『TOKYO 巫女忍者』出演者(C)日本テレビ
日本テレビが、生成AIをフル活用したドラマ『TOKYO 巫女忍者』を放送することが20日、発表された。日本におけるAI映像制作の第一人者である宮城明弘氏をAIクリエーティブディレクターに起用し、生成AIを活用し、「妖」や「異能の剣」といった世界観を作り出し、実写ドラマと融合させる。主演は、俳優・莉子が務める。
本作は、江戸の風情が残りながらも“妖化(ようか)”の病がはびこる2026年の東京を舞台にした、新時代のアクションファンタジー。戦う宿命を背負った巫女一族の少女が、悩み傷つきながらも、力強く成長していく姿を描く。
莉子が演じるのは、巫女見習いの高校生・白石澄(しらいしすみ)。神に仕える巫女一族に生まれながら、優しさゆえに人を傷つけることを恐れ、異能の力をうまく扱えずに葛藤するという役どころ。さらに、澄を取り巻く個性豊かなキャラクターに、豪華キャストが集結した。
THE RAMPAGEのパフォーマーとして活躍する一方、俳優としても活躍する藤原樹が、澄の初恋相手となる転校生・久遠雅貴(くおんまさたか)を演じる。今作では、巫女一族の抹殺を狙う異能忍者というミステリアスな役柄に挑戦。任務と、莉子演じる澄への“恋心”との間で揺れ動いていく。
さらに、澄の妹で巫女見習いの白石静(しらいししずか)を星乃夢奈、澄と静の母親でもある巫女一族の当主・白石結(しらいしゆい)を橋本マナミ、久遠の育ての親でもあり、白石家と敵対する妖(あやかし)の執行官・玖條誠真(くじょうせいま)を渡辺いっけいが演じる。
また、制作協力として、Huluオリジナル『おとなになっても』を企画・制作、映画『8番出口』や『爆弾』を制作したAOI Pro.が参加する。また、本作のVFXは、映画『8番出口』や『爆弾』のVFXを担当したTREE Digital Studioが担当。さらに、サイバーエージェントが技術面で全面協力。サイバーエージェントが所有するクリエーティブ制作スタジオ「極AIお台場スタジオ」にて、バーチャルプロダクション技術や生成AIを活用した撮影を実施する。
ドラマ制作、VFX、最先端AI技術の各分野をリードする強力な布陣で、本作の革新的な映像世界を創り出す。本作は、2026年1月7日深夜0時59分から日本テレビ(※関東ローカル)で放送し、放送後はTVer・Huluでも配信する。