【M-1】“話題の審査員”笑い飯・哲夫、自虐交えて意気込み「注目されるべきはネタ!」 粗品に電話も?
笑い飯・哲夫 (C)ORICON NewS inc.
漫才日本一決定戦『M-1グランプリ2025』決勝が、21日に放送(ABCテレビ・テレビ朝日系後6:30)。審査員を務める笑い飯・哲夫は、冒頭から霜降り明星・粗品との“因縁”をいじられ、笑いを誘った。
MCの今田耕司があえて哲夫を飛ばすと、哲夫が「ちょいちょい話題の人(笑)!今注目の人!」とニヤリ。今田から「大変そうやから」とねぎらわれると、哲夫は「ネットニュース僕のことしか書いてないから(笑)。注目されるべきはネタ、ネタをされる方なんでね!」と呼びかけつつ「武智くんと久保田が、僕になんか言うた?って粗品にも電話しました。そしたら(粗品から)『違います』って」と明かしていた。
哲夫は17日にラジオ番組で『女芸人No.1決定戦THE W 2025』について、審査員としてのコメント回数がほかの審査員と比べて少なかったことに触れ「次からもう断ろうかな、思ってます」とコメント。「粗品の尺はもう少し短くてよかった。
僕のコメントのところまで、もうちょっと回数増えるぐらいにしてもらわんと。そうじゃないと今後やりません」と話していた。
これを受け、粗品は「笑い飯哲夫さんへ」と題した51分の動画を投稿。「僕は哲夫さんのこと、大好きです」と言い、冒頭で哲夫に対する敬意を表した。その上で、ラジオでの哲夫のコメントに言及し「事実、長かったです。自分のコメントは。少し反省もしかけてたんですが、この反省は止めた。これを反省しちゃったら、自分の筋が通らへん」と自身の姿勢を明示した。
4日の準決勝を経て、ファイナリスト9組が決定。豪快キャプテン、ドンデコルテ、めぞん、たくろうの4組は初の決勝進出を果たした。5年連続決勝進出という真空ジェシカ、3年ぶりの決勝進出となるヨネダ2000、昨年4位のエバース、5位のヤーレンズ、10位のママタルトといった、そうそうたる顔ぶれとなった。フレッシュな新星が一気に駆け上がるのか、M-1を知り尽くした経験者たちが実力を発揮するのか、期待が集まる。
審査員は昨年に引き続き9人制で、礼二(中川家)、山内健司(かまいたち)、塙宣之(ナイツ)、博多大吉(博多華丸・大吉)、哲夫(笑い飯)、柴田英嗣(アンタッチャブル)、駒場孝(ミルクボーイ)、後藤輝基(フットボールアワー)、海原ともこ(海原やすよ・ともこ)。今年は9人中7人が続投。2001年王者の礼二は今年で11回目、塙は8回目、大吉は6回目、2010年王者の哲夫と海原ともこは3回目、2004年王者の柴田と山内は2回目、2003年王者の後藤と2019年王者の駒場は初審査員となる。吉本興業以外に所属している審査員が塙と柴田の2人となり、昨年から引き続き「漫才師のみの審査員」という構成になった。
出場順を決める「笑神籤(えみくじ)」のプレゼンターを東京2020オリンピック柔道金メダリストの阿部詩選手、パリパラリンピック車椅子テニス金メダリストの小田凱人選手、大相撲第74代横綱・豊昇龍智勝の3人が務める。昨年は、阿部一二三選手が笑神籤を担当した際、令和ロマンが、2年連続のトップバッターとなり、会場が騒然。2番手は昨年準優勝のヤーレンズを引き当てる劇的な幕開けを演出する形となったが、今年もどんなドラマが待ち受けているのか。