杉咲花主演『冬のなんかさ、春のなんかね』追加キャスト発表 『おちょやん』弟役が“元恋人”役で出演
『冬のなんかさ、春のなんかね』追加キャスト(C)日本テレビ
俳優の杉咲花が主演を務める日本テレビ系1月期水曜ドラマ『冬のなんかさ、春のなんかね』(2026年1月14日スタート、毎週水曜後10:00)の追加キャストが25日、発表された。水沢林太郎、野内まる、志田彩良、倉悠貴、柳俊太郎(※柳=木へんに夘)、細田佳央太、内堀太郎、林裕太、河井青葉、芹澤興人が出演する。
本作は、主演・杉咲と監督/脚本・今泉力哉氏のタッグで贈る“考えすぎてしまう人”のためのラブストーリー。主人公・土田文菜(杉咲)がこれまでに経験してきたさまざまな別れや、かなわなかった恋などから、人を好きになることにどこか怖れを抱いていて、「大切な人とはつきあわないほうがいいのではないか?」「そもそも恋愛とはなんなのか?」などと逡巡しながらも前に進んでいく物語となる。
水沢は、ドラマ『おいしい離婚届けます』(10月期/中京テレビ・日本テレビ系)で連続ドラマ初主演を果たすなど出演作が続くフレッシュな注目俳優。そんな水沢が演じるのは、文菜の行きつけの喫茶店イスニキャクの店員・和地(わち)くん。文菜がバイトする古着屋のそばにあるため、互いの店に行き来したり、恋の相談に乗ってもらったりする。
野内は、現在放送中の連続テレビ小説『ばけばけ』(NHK総合)に花田旅館の女中・ウメ役で出演。
その透明感あふれる存在感で話題を呼んでいる。野内が演じるのは、文菜の友人・エンちゃん。文菜の大学時代からの友だちで、現在は古着屋の同僚。ロマンティック・アセクシュアルであることを文菜には話している。
志田は、日曜劇場『ドラゴン桜』(2021年/TBS系)で東大専科の生徒役を演じて注目される。今泉作品には、映画『パンとバスと2度目のハツコイ』(2018年公開)で初出演。『かそけきサンカヨウ』(2021年公開)の主演まで今泉作品の繊細な世界観を体現し続ける「今泉組」の常連俳優のひとりである。志田が演じるのは、文菜とエンちゃんの大学の同級生・真樹(まき)。
学生当時、あまり良くない恋愛をしていて、それについて文菜と言い争いになったりもした。
倉は、連続テレビ小説『おちょやん』(2021年/NHK総合)で、杉咲の弟役を演じて注目を集めた。今泉監督による映画『窓辺にて』(2022年公開)での好演が光り、リアルな若者像を自然体に演じきる実力で今泉作品に新たな息吹を吹き込む注目俳優。倉が演じるのは、文菜の高校時代の恋人・柴咲秀(しばさきしゅう)。文菜が東京の大学に進学を決めたことで、遠距離を理由に2人は別れてしまった。年末に文菜が帰省した際、再会を果たす。かつて、朝ドラで姉弟役を演じた杉咲と倉が、今回恋人同士の役(現在は元・恋人)を演じる。
柳は、2012年にオムニバス映画『ヴァージン』の一篇「ふかくこの性を愛すべし」で俳優デビュー。
『今際の国のアリス』(2020年/Netflix)、映画『ゴールデンカムイ』(2024年公開)など数々の話題作に出演している。柳が演じるのは、文菜の大学卒業前後の恋人で、売れっ子小説家の小林二胡(こばやしにこ)。二胡は文菜に小説を書くきっかけを与えた人物で、当時2人はつきあっていたが、文菜が文学賞を受賞したことなどをきっかけに関係性が変わっていく。
細田は、2019年に映画『町田くんの世界』で1000人以上の中からオーディションで主人公役に選ばれ、映画初主演。杉咲とは『恋です!~ヤンキー君と白杖ガール~』(2021年/日本テレビ系)で共演。その確かな演技力と親しみやすさで作品のリアリティを支える話題の若手実力派。細田が演じるのは、文菜が大学3年の時につきあっていた元彼・佃武(つくだたけし)。大学の中庭で小説を読みながら泣いている文菜を見て、元々好意を持っていたが、決定的に惹かれてしまう。
内堀は、今泉が脚本・監督・編集を手掛けた映画『退屈な日々にさようならを』(2017年公開)で一人二役の主演を演じて注目。以降も『窓辺にて』(2022年公開)など、今泉作品には欠かせない俳優の一人となっている。内堀が演じるのは、文菜の先輩にあたる小説家・山田線(やまだせん)。今はあまり小説を書けていない。文菜にとって、恋人のゆきおに話せないことも話せる唯一の相手。山田にも恋人がいるが、たびたび文菜とふたりで飲んだり、ホテルで会ったりしている。
林は、2020年に俳優デビュー後、今年10月に公開された映画『愚か者の身分』では、第30回釜山国際映画祭・最優秀俳優賞を受賞。そして同作と『君の顔では泣けない』(11月公開)で今月7日(日)に発表された第47回ヨコハマ映画祭・最優秀新人賞を受賞。
その高い演技力と存在感で今注目の若手俳優の一人。林が演じるのは、文菜の弟・土田拓也(つちだたくや)。富山県にある文菜の実家で母と犬のナナと暮らしている。文菜の元彼・柴咲とは今もサッカーやフットサルをする仲。
河井は、映画『お盆の弟』(2015年公開)、『さよなら歌舞伎町』(2016年公開)で、第37回ヨコハマ映画祭・助演女優賞を受賞。映画『偶然と想像』(2021年公開)で、第35回高崎映画祭・最優秀主演俳優賞を受賞。ドラマ、映画と幅広く活躍している。河井が演じるのは、出版社で文菜の編集を担当する多田美波(ただみなみ)。
文菜の作品の良き理解者で、文菜も信頼を寄せている。
芹澤は、今泉が脚本・監督を務めた映画『最低』(2009年公開)で主演を演じ、 第10回TAMA NEW WAVE でベスト男優賞を受賞。今年公開の映画『国宝』では、手代・源吉を演じ、さまざまなジャンルの作品に出演するバイプレイヤーで、今泉作品には欠かせない俳優。芹澤が演じるのは、文菜の行きつけの喫茶店イスニキャクの店長・ジョーさん。すっかり顔なじみの文菜とは店員の和地くん(水沢)と3人で、よく他愛のない会話をする。愛妻家。記念日やクリスマスなどを大切にするタイプ。