『SHOGUN 将軍』真田広之、『ばけばけ』出演中のトミー・バストウに期待「化けて戻ってくると思う」
「第31回全米映画俳優組合賞」(2025年2月23日)で4冠達成を喜び合う『SHOGUN 将軍』チーム(左から)穂志もえか、トミー・バストウ、浅野忠信、阿部進之介、真田広之(写真:REX/アフロ)
テレビドラマ界のアカデミー賞と謳われる「エミー賞」で歴代最多となる作品賞含む18冠を受賞。「ゴールデングローブ賞」でも4冠に輝き、世界中の主要アワードを軒並み制覇。主演・プロデュースを務めた真田広之はもちろん、アンナ・サワイ、浅野忠信など、日本人初となる俳優部門での受賞ラッシュで日本でも大きな話題となった『SHOGUN 将軍』。
そのシーズン2に向けて準備が進むなか、マルティン・アルヴィルト司祭役の続投が発表された俳優トミー・バストウ。NHKで放送中の連続テレビ小説『ばけばけ』への出演で一躍話題となっているが、シーズン2からエグゼクティブ・プロデューサーに就任した真田は、彼の“飛躍”に大きな期待を寄せている。
11月13日に香港ディズニーランド・ホテルで開催された「ディズニープラス・オリジナル・プレビュー 2025」に出席した真田を現地で取材。トミー・バストウの人柄について尋ねると、「彼は以前から日本語を熱心に勉強していますし、スタッフでもキャストでも誰とでもすぐに打ち解けられる人です。本当に努力家です」と語ってくれた。
『ばけばけ』で明治時代の文豪・小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)をモデルにしたヘブン役に決まった際には、トミー本人から真田へ直接報告があったという。今年2月、ロサンゼルスで行われたSAG賞(全米映画俳優組合賞)授賞式にトミーが姿を見せた際には、皆で彼の新たな挑戦を祝った。放送が始まってからも、「作品を観てメッセージを送りました。いい形で評価されてうれしく思います」と応援している。
『SHOGUN 将軍』でトミーが演じるマルティン・アルヴィルト司祭は、日本語が堪能なポルトガルの宣教師。篤い信仰心の持ち主で、真田演じる主人公・吉井虎永の通詞を務めることもあった。シーズン2では、シーズン1の出来事から10年後を描く。虎永とイギリス人航海士のジョン・ブラックソーン/按針(コズモ・ジャーヴィス)の運命はさらに複雑に絡み合っていく。
「トミーは大事な続投キャストの一人です。朝ドラを経験し、どんなふうに成長して『SHOGUN 将軍』に戻ってくるのか、本当に楽しみですね。『ばけばけ』のタイトルの通り、化けて戻ってくると思いますよ」と期待を込め、トミーにエールを送っていた。
ディズニー傘下のFXが製作した『SHOGUN 将軍』シーズン1はディズニープラスのスターで全話独占配信中。シーズン2は2026年1月撮影開始。