『渡辺篤史の建もの探訪』立体パズルのような家 五角形が生む独創空間
高台にたつ五角形平面の建物=「東京都・村中邸」(C)テレビ朝日
俳優・渡辺篤史が案内役を務めるテレビ朝日系の人気番組『渡辺篤史の建もの探訪』(毎週土曜前4:25)17日放送では、東京都に建つ村中邸を訪れる。今回紹介されるのは「折り重なる壁立体パズルの家」と題された、五角形平面が特徴の個性的な住宅だ。
街を見渡す高台の敷地に建つ村中邸は、正面から見ると何枚もの壁がさまざまな角度で折り重なり、まるで立体パズルのような外観が印象的。五角形の平面形状が建物全体のデザインを貫いている。
玄関を入ると、建物の形状に合わせた五角形の薪ストーブが目を引く。2階へ上がると、書斎、食堂・台所、居間の3層が螺旋状につながる約26畳大のワンルーム空間が広がる。五角形の平面を反映し、それぞれのスペースが異なる方向を向くことで、ワンルームでありながら程よい独立性を確保しているのも特徴だ。
向きも高さも異なる複数の窓が、あらゆる方向から光を取り込む。
外観の特徴でもある折り重なる壁は、不要な視線を遮りながら、住まい手が見たい景色だけを切り取る役割を果たしている。
アイランドキッチンも五角形で造作され、建物との一体感を演出。一番高い位置に配置されたリビングには、囲まれ感のある造作ソファが設けられ、落ち着いた居心地の良さを生み出している。床の一部をスノコ状にすることで、空気の循環にも配慮されている。
再び1階に戻ると、ロフト付きで遊び心あふれる子ども部屋や、階段下の空間を有効活用した大容量クローゼットなど、個室スペースが並ぶ。独創的なデザインと高い機能性を両立させた住まいの工夫を丁寧にひも解いていく。
竣工:2024年3月
敷地面積:122.3平方メートル(37.0坪)
建築面積:46.2平方メートル(14.0坪)
延床面積:87.3平方メートル(26.4坪)
構造:木造在来工法
設計:藤原慎太郎+室喜夫/藤原・室 建築設計事務所