『ビバリーヒルズ高校白書/青春白書』ドナ&デビッド、20年ぶりの“掛け合い”が実現
デビッド、ドナ=『ビバリーヒルズ 高校白書/青春白書』HDリマスター版をHuluで全シーズン・全話配信中
1990年代に世界的ムーブメントを巻き起こし、日本でも社会現象となった青春ドラマの金字塔『ビバリーヒルズ高校白書/青春白書』の全シーズン・全286話が、動画配信サービス「Hulu」にて見放題配信中だ。
このたび、ドナ役の安達忍、デビッド役の佐々木望によるナレーションが入った特別予告が公開された。シリーズを象徴するカップル、ドナとデビッドの掛け合いが、約20年ぶりに楽しめる。
通称“ビバヒル”は、ミネソタからカリフォルニア州ビバリーヒルズへ転校してきた双子のブランドンとブレンダを軸に、若者たちの友情、恋愛、葛藤、そして格差や偏見といった社会問題をリアルに描き、多くの共感を集めたドラマシリーズ。日本では高校生時代を描いたシーズン1~3が「高校白書」、大学・社会人編となるシーズン4~10が「青春白書」として親しまれている。
その中で、ドナとデビッドはシリーズを通して長く恋人関係が描かれたカップル。特別予告では、印象的なデビッドの「ワァオです!」というせりふとともに、各シーズンを振り返る振り返る内容となっている。
今回の特別予告で、久しぶりにドナを演じた安達は、「(当時と比べて)大きく何か変わったということはなかった」と語る。
長年シリーズに携わってきた2人にとって、その掛け合いにブランクは感じられなかったようだ。
ファンへのメッセージとして、佐々木は「当時ご覧くださっていた皆さん、懐かしさいっぱいにぜひお楽しみください!そして、これから初めてご覧になる皆さん、“『ビバヒル』の世界へようこそだぜ!”です(笑)。ストーリーも音楽も、そして吹替のせりふも、見ごたえ聞きごたえのある『ビバヒル』をどうぞご堪能ください!」とコメント。
安達は「30年以上、私たち世代から私たちの子ども世代、そしてその子どもと……3世代にわたって。一緒に観るのはちょっぴりだけ恥ずかしいシーンもあるかもしれないけど、10代の方から私たち世代の方までお楽しみいただけたらと思っています」と語っていた。
■インタビューコメント(抜粋)
―― 今回、Huluでは全286話を配信します。安達・佐々木: すごい!そんなに(話数が)あったんだ!
佐々木: 本邦初の全コンプリート配信ですね。
安達:私たちこんなにやっていたんですね。
佐々木:10年かけてやりましたからね。
―― 久しぶりに役を演じられてみて、いかがでしたか?
安達: (当時と比べて)大きく何か変わったということはなかったですね。ただ、デビッドは違うんですよ。デビッドだけはシーズンを通して、本当に変貌を遂げたキャラクターだから、(当時、佐々木さんは)演じるのが大変だったと思いますよ。
佐々木: 毎年、シーズンごとにデビッドに会うたびに「あ、また大きくなった、また大きくなった」って(笑)。
安達: どうすれば良いんだってね(笑)。
佐々木:声もだんだんと変わっていきましたしね。
安達: 最初は役に合わせて声を若くしてた部分もあったでしょ?
佐々木: 実際、自分も若かったんですよ!デビッドと一緒に成長しました(笑)。
でも、みんなと比べて年下という感じで「デビッド坊や」とか言われていましたよね。それが次第に同い年みたいになっていって…。
安達:一番格好良くなってね。
佐々木:お兄さんっぽくなってきましたよね。
――デビッドの特徴的な口調はどのように誕生したのでしょうか?
佐々木:あれは台本通りでした。“ビバヒル”の日本語版は台本がすごく面白くて。私たち声優がアドリブみたいに入れたのではなくて、もともと書いてあったんです
安達: あと、あの頃にしては(台本に)ものすごい字数が詰まっていたんですよ。しかも、それをすごい早さで喋らないといけない。
ドナはそうでもないんですけど、ブランドンとか、もう機関銃のように喋りますよね。それでひとつキャラクター性が生まれた、という部分もありましたね。それぞれ色々な特徴がありました。 女の子が「Bye」と言うのを「バイイ〜」とか、その頃向こうで流行っていた特有のあいさつの仕方とか、「イカしてる」とか。「イカしてる」って……
佐々木:放送当時、既に死語でしたよね(笑)。
安達: 「90年代でもイカしてるって言うかな?」と当時は言っていたんですけど、そこを逆手に取ったのかもしれませんね。ぜひ「イカしてる」を今の20代の方たちにも使っていただいて(笑)
佐々木:あとはディランの「~だぜ」やスティーブの「そうでがんす」とか(笑)。全部台本に書いてあったんですよね。
私たちは“ビバヒル”の日本語がそんなに変だとは当時思っていなくて、真面目にやっていたんです
安達: 後になって他の人から「日本語が変」って言われてね(笑)。
佐々木:“ビバヒル”の日本語が変って話題になって、お笑い芸人の方が真似してくださったりして
安達: そうそう。この感じが日本語吹替版の大きな特徴のひとつなのかなと思っています
佐々木: インパクトが強くて、逆に原音を聞くと「なんか違う?」と思われる方もいらっしゃるみたいです
安達: 確かに。あとは、これだけ若い人たちが出ている群像劇で登場人物の性格が通り一遍にならず、それぞれ違う色を持っているのもすごいです。
佐々木: 人物がとてもよく描かれているドラマだと思います。学校のシーンだけでなく、それぞれの家庭ではどんなふうなのかとか、どんな両親なのかとか。
安達: 親の人間模様もありますし、薬物など社会的な問題提起もありました。
佐々木: 銃の問題も扱われていましたね。
安達:いろんな問題に果敢に真正面から取り組んでいて、毎週現場に行くことが楽しみでした。台本を見て「どうなるんだろう」とか。
―― 印象に残っているドラマのエピソードはありますか?
安達: 何と言ってもドナ・マーティンの高校の卒業回!ドナが卒業できないかもしれないから、みんなで卒業させてあげたいと言って、シュプレヒコールがあるんだけど、それが長いの(笑)。
佐々木: あの収録はもうずっと「ドナ・マーティン卒業!」てね(笑) 。
安達: 未だに話すもんね、「ドナ・マーティン卒業」って言ったねって(笑)。
佐々木: ほかは、例えばスコットが銃の暴発で亡くなってしまう回とか。
安達: 吹替を務めていた沼田(祐介)さんもびっくりですよね。
――当時収録で苦労されたことはありますか?
安達: 苦労はないですね。
佐々木:楽しくやっていましたよね。
安達:私たちは長いシーズンやってきましたが新しく入ったゲストの方が(私たちと同じテンションで)やっていくのは、やっぱり戸惑われた部分はあったかもしれないですね。「このノリと台詞の早さ」みたいな。特に吹替版に対して情熱を持った音響監督さんでしたから。
佐々木: 台本づくりにも相当な時間をかけられていたと思います。ただ翻訳されたものではなくて、音響監督さんが全部に目を通し、手を入れて…。翻訳されたものから考えて、言葉を作られていました。
安達: やっぱり音響監督さんの力ってすごいですよね。本当に職人技みたいな、そういう方たちがやっぱりすごいこだわりを持って日本語版作っていたんだなっていうのは感じますね。
安達:10年やった歴史があるのも大きいですよね。やっぱりすごいですよ、10年って。それも含めての芝居もあったんだと思いますよ。 一緒に青春をさせていただきました。
佐々木: 我々もなんかもう親戚みたいな感じ(笑)。
安達:そうそう、会うと「おおー!」って。普通のお仕事の方で会って「お久しぶり」っていうんじゃなくて、「おおー!」っていう気持ちは絶対あります。
佐々木: そうですね。
安達: だから画面(“ビバヒル”)を観ていると、親戚の人に会ったみたいで、ルーク・ペリーとシャナン・ドハーティーが亡くなったというのが、これ観ているとすごいショック。
佐々木: 親戚が亡くなったみたいな感じです
――長年この作品を愛してきたファンの方と、これからご覧になる方に一言ずつメッセージをお願いします
佐々木: 今回の配信で全エピソードが綺麗な映像で観られるということで、とても楽しみです。当時ご覧くださっていた皆さん、懐かしさいっぱいにぜひお楽しみください!そして、これから初めてご覧になる皆さん、「『ビバヒル』の世界へようこそだぜ!」です(笑)。ストーリーも音楽も、そして吹替の台詞も、見ごたえ聞きごたえのある「ビバヒル」をどうぞご堪能ください!
安達:今日映像を観て、綺麗で本当に観やすくて、しかも全エピソード配信。ぜひ全部観ていただきたいなということと、やっぱりこの歴史ですね。30年以上の、私たち世代から私たちの子供世代、そしてその子供と……3世代にわたって。一緒に観るのはちょっぴりだけ恥ずかしいシーンもあるかもしれないけど、10代の方から私たち世代の方までお楽しみいただけたらと思っています。