TBS田村真子アナ、30代突入の1年「よりハッピーに」 「好きなアナウンサー」連覇への率直な感想も
田村真子 (C)ORICON NewS inc.
TBSの田村真子アナ(29)による、初のフォトエッセイ『陽がのぼるほうへ』(太田出版)が、このほど重版が決定した。オリコンニュースが発表している毎年恒例の『好きな女性アナウンサーランキング』では、同局初となる連覇を達成するなど、ますます注目を集めている田村アナに、単独インタビューを敢行した。
同書は、田村アナが、カルチャー誌『Quick Japan』と公式Webメディア『QJWeb』で毎月掲載していたエッセイ連載に、書籍オリジナルコンテンツを加えた自身初となるフォトエッセイ。連載原稿のほか書き下ろし原稿を加えた15篇のエッセイと、60ページ以上の大ボリュームのフォトストーリー、さらに親友・近藤千尋との対談インタビューや連載写真のフォトアルバムで構成されている。
――この度は、重版決定おめでとうございます!率直な感想を聞かせてください。
うれしいです。アナウンサーって、あまり自分を出す仕事でもないので、このエッセイを出すにあたっても、「いち会社員なのにエッセイ本を出すってどうなんだ」という声もあったと思います。そういう面では、どう見られるんだろうという不安もあったのですが、こうやって全国各地で、たくさん手に取ってくださる方がいらっしゃるということは、本当にうれしくて…。
私のことを知りたいなと思ってくださってる…ということでもあると思うので、本当にありがたいですし、そう思ってくださったお気持ちを、仕事で、またお返ししていきたいなとも感じました。
――刊行からしばらく経ちましたが、周囲の反響はいかがですか?
身近なところですと、後輩たちからのリアクションがありました。あとは、同世代ぐらいの方からお手紙をいただいて「この本を読んで頑張ろうと思いました」と書いてくださっていたので、そういう感想をいただくと、よかったなと思いますね。これから同じような経験をしていくような人たちに共感してもらえたり、「勇気もらえました」と言っていただけるのは本当にうれしいので、書いてよかったって感じます。
「こうやって考え悩んでるの自分だけじゃないんだ」とか「このマインドを参考にします」などの感想もあって、本当にそれがうれしくて!後輩に厳しくしなきゃいけない部分もあるとは思うんですけど、私は後輩には本当に苦労してほしくないって思っちゃうタイプでして(笑)。自分が経験した苦労もあったから、今の自分があるから、苦労するところは苦労しなきゃいけないんだろうなとも思うのですが、必要のないことで悩んでほしくないなという気持ちが強くて。効率よく成長してほしいので、そういう子たちの参考になればいいなという気持ちです。
――先輩の江藤愛アナが、本を購入されていたそうですね。
そうなんです!お渡ししたのに…って思って。江藤さん、本当にやさしい方なので…。先輩に届くと恥ずかしいところもあったのですが、共感してもらえるところもあったのは、すごくうれしかったです。「私もカタカナ苦手」とおっしゃってくださって、先輩でもそうなんだって(笑)。
――連載をすることで、書く習慣が身についたところはありますか?
しばらくの期間、エッセイ書いている時期があったので、終わってからも、自分の生活の中で「これで、なんか書いてみたいな」と感じることはありますね。直近ですと、仕事の話になってしまうのですが、年末の社内の空気感だったり、世の中の感じだったりは、何か書けそうだなって…すみません、オチがないんですけど(笑)。30日くらいから社内が本当にさみしくなるんです。でも、テレビでは華やかなことをやっていて…。
そういう時の感じを文章にできればなと思いました。今年は30歳になって、この1年は、周りからの見られ方や、自分の中でもいろいろ変わっていくんだろうなとは思うので、その変化なども、たしかに書いてみると、自分が読み返すにしても面白いかもしれないです。
――改めて、29歳の1年はいかがでしたか?
やらせていただいた仕事を振り返っていくと、この本もそうですが、本当にいろんなことをやらせてもらったなという思いです。30代に入ってからは、自分のことを振り返りながら、ゆとりを持って丁寧に生きていきたい、仕事していきたいとも思うんですけど。でも、いざ新年が始まってみると、去年にも負けないぐらい、いろんなことをやりたいと思っちゃいますね(笑)。今年、来年にやることが今後の土台になっていく部分とか、今後の自分の幅を広げていくという部分にもなるので、20代最後の年は、すごく大事な年だと思って頑張ってきましたが、それを言えば、30代最初の年も大事だろうという感じになってきております(笑)。だから、新しいことをやってみたいです。
今年は『ラヴィット!』も丸5年で、6年目に入るので、改めて節目ということで、気を引き締めてやっていきたいですし、番組もたぶん変化していくと思うので、新しいものを作るぐらいの気持ちで取り組んでいきたいと思っています。
それだけではなく、新たな自分を開拓したいという思いもありまして。知的好奇心あるタイプの人間なので、そういう番組をずっとやってみたいなって、入社した頃から思っていました。入社する時のエントリーシートで、やりたい仕事の部分で『世界遺産』のナレーションがやりたいですと書いていたくらいだったので、そういったタイプの番組に挑戦してみたいです。落ち着いた、今までとは違った一面を見せていきたいと言いますか(照れ笑い)。普段はにぎやかでワイワイしたところでお仕事をしているので、ちょっと違ったタイプのこともできればなと。
――好きな女性アナウンサーでは、連覇を達成されました。発表前後の心境はいかがでしたか?
発表される前も、(1位を取ったことで)期待をいただく1年でした。でも、連覇って…たまたま去年が『ラヴィット!』などで注目をいただけた1年だったのかなという気持ちだったので、連覇できるとは思わなかったです。
一応ドキドキはしていましたが、自分の中では「1位じゃなきゃ!」ということはなく、順位が下がったとしても入れていただけていれば、ありがたい…という感じでした。
なので、発表されてからの方が、連覇ということをけっこう重く受け止めて…と言いますか。(小声で)「えぇ…そんなことある?」って思って。でも、赤荻(歩)さんとか南波(雅俊)さんとか、活躍している先輩たちも順位が上がっていて。日々のOAに対して責任感をより感じるようになったというか。これだけ、みなさんに見ていただいている番組なんだなと感じるきっかけにもなりました。『ラヴィット!ロック』で、ファンのみなさんの熱を受け取ることはあるのですが、こういったランキングという形で現れると、また違った印象でした。
これだけ見られているということを意識して、毎日の放送に向き合わなければいけないなと、すごく重いものを背負ったというか(笑)。
自分が1位だからというわけではなく、これだけ『ラヴィット!』が注目していただいているんだっていう。もっといいものを皆さんに届けていかなければいけないなって、TBSの一員としてすごく思いました。もちろん、今までもちゃんとやってきているのですが、よりちゃんとしていかないといけないなと。うれしいしありがたいことなのですが、前回と比べると喜びばかりというよりは、責任感のようなものがより芽生えました。
――男女ともに結果を見ると、TBSのアナウンサーのみなさんの躍進が目立ちます。アナウンスセンターの雰囲気の良さなども影響しているのでしょうか?
もちろん、個人の仕事への評価をいただけたということはあると思います。私の主観になってしまいますが、たしかにアナウンス部内の空気はとても良くて。私としてはすごく居心地が良くて。
先輩や上司も、いろいろサポートしてくださっていますし、自分が困ったことがあったら、すぐに話したり共有できるところです。のびのびと仕事ができる環境だと思います。それぞれの番組の空気がいいからこそ、アナウンサーの魅力などがいい形でにじみ出ていると思うので、先輩方や演者さんが、うまく魅力を引き出してくれる環境でありがたいです。
――最後に今年の目標をお聞かせください。
やっぱり心身健康に。どれだけお仕事が充実していても、心身が健康じゃないと、ハッピーじゃないじゃないですか。自分の健康を維持しながら、同僚たちと楽しく会社でも過ごしながら、また新しいことを自分も挑戦していければいいなって思っています。去年と変わらないぐらい頑張りたいと思っているので、このまま変わらず、30代の始まりも走っていけたらいいなとは思うのですが、昨年よりも、よりハッピーに走っていけたらなと(笑)。
【田村真子(たむら・まこ)】
1996年2月3日生まれ。三重県出身。上智大学文学部新聞学科卒業。担当番組は『ラヴィット!(月~金)』『夜明けのラヴィット!』『From TBS』『タミ様のお告げ』『知識の扉よ開け!ドア×ドア クエスト』など。オリコンニュースが発表している毎年恒例の『好きな女性アナウンサーランキング』で、TBSのアナウンサー史上初の2連覇を果たした。2025年12月に結婚を発表した。