『ばけばけ』次週予告にネット騒然「異例では?」「初めて見た…」
連続テレビ小説『ばけばけ』の場面カット (C)NHK
俳優の高石あかりが主演を務めるNHK連続テレビ小説『ばけばけ』(月~土前8:00ほか)の第90回が、2月6日に放送された。物語の終盤でヘブン(トミー・バストウ)が口にした「マツエ、ハナレル、シマショウ。」という一言、そして放送直後に流れた異例の次週予告が、大きな反響を呼んでいる。
『ばけばけ』は、松江で生まれ育ったヒロイン・松野トキが、つまずきながらも前向きに生きる姿を描く物語。世界を転々とした末に日本へたどり着いた外国人英語教師レフカダ・ヘブンと出会い、“怪談好き”という共通点をきっかけに心を通わせていく。小泉セツとラフカディオ・ハーンをモデルに、登場人物名や設定を大胆に再構成したフィクションで、脚本はふじきみつ彦が手がけている。
第90回では、トキとヘブンが久しぶりに散歩を楽しむ場面から物語が展開する。穏やかな時間の中で、ヘブンはどこかトキの様子に違和感を覚える。再び松江に冬が訪れたある夜、久々の金縛りに遭ったトキは、心配するヘブンに「一緒に怪談を聞かないか」と提案。
フミ(池脇千鶴)に怪談を語ってもらうが、ヘブンの胸中には拭えない不安が残る。数日後、松野家にヘブン宛ての大きな荷物が届き、物語は不穏な空気を帯びていく。
今週描かれたのは、些細なきっかけから集団心理が暴走する恐ろしさだった。トキは町の人々から「ラシャメン」と噂され、石を投げられ、ヘブン邸にはゴミが投げ込まれる事態に発展する。司之介(岡部たかし)やフミも対応に苦慮する中、ヘブンの親友・錦織(吉沢亮)や、トキの親友・サワ(円井わん)の存在が支えとなり、ヘブンは「マツエ、スバラシイノマチ。スバラシイノヒトタチ。ヤッパリスキ」と感情を吐露する。
やがて永見(大西信満)が口にした「人の噂も七十五日」という言葉どおり、人々の関心は別の話題へと移り、騒動は一旦落着する。
しかし第90回のラスト、買い物帰りの道でヘブンが告げた「マツエ、ハナレル、シマショウ。」という一言が、再び物語を大きく揺さぶった。
さらに視聴者を驚かせたのが、放送直後の次週予告だ。第19週「ワカレル、シマス。」の予告は、音楽も台詞もないまま、錦織の横顔だけを20秒間映し出す異例の構成。目に涙を浮かべ、静かな憂いをたたえた表情に、ヘブンの「ニシコリサン、トモダチ…デモ…」という声が重なる。これまで蛇と蛙(阿佐ヶ谷姉妹)が賑やかに進行してきた予告とは一線を画す演出となり、視聴者からは「こんな次週予告は異例なのでは?」「初めて見るタイプの予告」「来週は錦織さん回かな?」などの声が寄せられている。