『虎に翼』スピンオフ秘話 よね役・土居志央梨、感情あふれた撮影「今も思い出すと苦しくなる」
撮影を振り返った土居志央梨 (C)ORICON NewS inc.
NHKの連続テレビ小説『虎に翼』のスピンオフドラマ『山田轟法律事務所』(3月20日放送後9:30)の記者会見が27日、都内で行われ、主人公・山田よね役の土居志央梨、轟太一役の戸塚純貴が出席した。
物語の舞台は、敗戦直後の上野。空襲でひん死の重傷を負ったカフェ燈台のマスター・増野を、山田よねがリヤカーで運ぶ場面から始まる。無秩序と差別が渦巻く街で、これまで学んできた法の力に疑問を抱き、心をすり減らしていくよね。生き別れていた姉・夏との再会や、理不尽な暴力事件をきっかけに、よねは深い絶望を味わうことになる。
やがて、新聞で目にした憲法14条の言葉に突き動かされるように、よねは自らの怒りと希望を壁に書き記す。轟太一との再会を経て、2人は法律事務所を開設。追い詰められた人々のために、弁護士として立ち上がっていく姿が描かれる。
そのほか共演陣に、カフェ燈台のマスター・増野役の平山祐介、よねの姉・夏役の秋元才加、GHQ通訳の寺田静子役の森迫永依、上野署の刑事役の鈴木拓、上野の街を裏で取りしきる水谷役の大谷亮介らが出演する。
会見で土居は「本編から時間の空いた撮影でしたし、山田よねに戻れるのかなと思いながら撮影に入ったんですけど、1年間積み上げてきたものは大きかったんだなと。あっという間に当時の感覚に戻れて撮影することができた」と回想。完成した作品を見て「ホッとしました。すごくすてきな作品を皆さんにお届けできそうだなと。よかったというのが正直な感想でした」と振り返った。
本作では、ドラマ本編では描ききれなかった、よねとカフェ燈台のマスター・増野の関係性にもスポットライトが当てられる。土居は「(あるシーンの撮影では)感情があふれて、監督に止められるほどでした。
マスターの存在って、よねにとっていかに大きかったかが分かるスピンオフとなっています」と語り、「今も思い出すと苦しくなるんですけど…」と回想する中で声を震わせていた。