望海風斗、海外ドラマ予告ナレーション初挑戦 支えになった“宝塚時代の役”明かす
海外ドラマ『アウトランダー』ファイナルシーズン(シーズン8)予告ナレーションを担当した望海風斗
壮大な愛と運命の物語を描く海外ドラマ『アウトランダー』のファイナルシーズン(シーズン8)が、動画配信サービス「Hulu」で4月3日から国内最速・見放題独占配信される(以降、毎週金曜日に1話ずつ追加配信)。
シリーズ完結を記念し、日本版特別予告<愛を貫く気高き魂・クレア編>が解禁された。ナレーションを担当するのは、元宝塚歌劇団雪組トップスターで、第33回読売演劇大賞を受賞した望海風斗。海外ドラマの予告編ナレーションに挑戦するのは今回が初となる。収録にあわせてインタビューを行った。
自身初の予告ナレーション収録について望海は「客観的に見ていると、胸が躍るような高揚感があるのですが、いざ自分が声に出してみると、その昂ぶりが意外なほど音に乗らないものだな、と。いろいろと試行錯誤しながらではありましたが、回を重ねるごとに映像と自分自身のテンションがぴたりと一致していくのを感じて、最後はすごく楽しかったです」と振り返った。
また、舞台との違いについて「舞台では広い空間に届ける意識が強いので、こうやってマイクに向かって声を入れていくのとはまた違いました。
予告ナレーションでは、言葉の先にちゃんと映像がつながるように、という意識がすごく大事だなと感じました」と語った。
特に印象に残った言葉として「歴史に翻ろうされながらも愛を信じ続けた」というフレーズを挙げ、「昔の話に思われないよう、見ている皆さんがタイムスリップしているような、身近に感じていただくにはどうしたら良いかということをすごく考えています。実際、同じ人間がやっていることなので、私たちの中にもあるであろう感情を深掘りしていくのはすごく楽しいです」と、役作りへのこだわりも明かした。
今月9日の読売演劇大賞授賞式でのスピーチで、舞台『マスタークラス』で演じたマリア・カラスの言葉を引用し、「修練とテクニック、そしてムート(勇気)をもって作品を作っていきたい」と語っていた望海。これまで演じてきた役の中で、自身に勇気を与え、心の支えとなっている存在について尋ねると、宝塚歌劇団時代にベートーヴェン役として出演した舞台『fff-フォルティッシッシモ-』で歌った楽曲「ハイリゲンシュタットの遺書」を挙げた。「死に直面して遺書を書いたというよりも、死を受け止めたうえで“どう生きていくか”を綴った曲。自分を奮い立たせてくれる存在で、今でも強く心に残っています。最後に『人生は最高だ!』と言って終わるんですけど、良いことばかりじゃなくても、最後の最後に『生き抜いた』と思える人生は、やっぱり歴史に残るものだと感じます」と話していた。
『アウトランダー』は、ダイアナ・ガバルドンの小説を原作とするファンタジー・ロマンス大作。製作総指揮は「スタートレック」シリーズや『GALACTICA/ギャラクティカ』で知られるSFドラマ界の大御所ロナルド・D・ムーアが務め、2014年の放送開始以来、スコットランドの雄大な風景や精緻な美術・衣装、情熱的なラブストーリーで多くの視聴者を魅了してきた。
望海がナレーションを担当した日本版特別予告<愛を貫く気高き魂・クレア編>では、20世紀から18世紀へとタイムスリップし、過酷な歴史の中でも自らの意志で道を切り拓いていくヒロイン・クレアの生き様を描写。看護師として、母として、そして一人の女性として愛する人と共に生きるために闘い続けるクレアの姿が、望海の芯のある声によって鮮やかに浮かび上がる。