高橋成美、元パートナー・木原龍一との対決と挫折「消えてしまいたい虚無感」
高橋成美
元フィギュアスケーターの高橋成美(34)が、「ABEMA」のニュース番組『ABEMAエンタメ』の企画「Re:MAKE〜拝啓、あの頃の君へ〜」に出演し、五輪代表争いの裏側にあった葛藤と本音を明かした。
同企画は、過去の写真と向き合いながら自身の人生の転機を振り返るセルフドキュメント。第1弾として登場した高橋は、3歳で競技を始め、9歳で国際大会に出場するなど早くから頭角を現した歩みを語った。
12歳の頃には浅田真央の演技を目の当たりにし、「将来、浅田真央ちゃんと一緒に戦っても絶対に勝てない」と初めて挫折を経験。それでも競技への情熱は衰えず、中国でペア競技に挑戦するなど新たな道を切り開いてきた。
その後、カナダでマーヴィン・トランとペアを結成し、世界選手権で銅メダルを獲得。しかし、練習中の事故で左肩関節脱臼や右膝損傷という大けがを負い、「あの瞬間さえなければ…」と自問を繰り返した末、一度は競技から離れる決断をした。
転機となったのが、日本スケート連盟の打診で実現した木原龍一とのペア結成だった。
高橋は「救世主が木原龍一」と振り返り、「龍一とはジュニアの時から気が合った」「めっちゃペアが上手くてしっくりくる」と当時の印象を明かす。2人はソチ五輪出場を果たすも、その後ペアを解消し、それぞれ別の道を歩むことになった。
そして迎えた平昌五輪の代表争いでは、かつてのパートナーである木原と直接対決することに。「なんで龍一なの?」「龍一じゃなかったら勝てたかもしれないのに」と複雑な胸中を吐露し、「なんで、よりによって龍一が前に立ってるんだろう」と率直な思いを振り返った。
選考に敗れた後は「消えてしまいたいような虚無感に襲われた」と語り、その経験が引退を決意する大きな要因になったという。トップアスリートとしての栄光の裏にあった苦悩と現実が、赤裸々に明かされた。