【オリコン上半期】ジャンル別「文芸書」、『変な地図』が1位 雨穴氏“史上3人目”の記録 上位に朝井リョウ氏ほか
「第19回 オリコン上半期“本”ランキング 2026」ジャンル別「文芸書」1位に輝いた雨穴
覆面ホラーミステリー作家・雨穴(うけつ)氏の『変な地図』が、26日発表の「オリコン上半期BOOKランキング 2026」において、期間内売上30.4万部で2位にランクイン。同ランキングのジャンル別「文芸書」では、2024年度の『変な家2 ~11の間取り図~』以来2年ぶり、自身通算2度目の1位を獲得した。
同一著者による通算2度の上半期文芸書ジャンル1位獲得は、村上春樹氏【※】、『謎解きはディナーのあとで』の東川篤哉氏に次いで史上3人目となる。
【※】村上春樹氏は、上半期文芸書ジャンル1位を通算4度獲得
・2010年度『1Q84 BOOK3』、2013年度『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』、2017年度『騎士団長殺し-第1部 顕れるイデア編-』、2023年度『街とその不確かな壁』
本作は、2025年10月末の発売直後、2025年11月10日付「オリコン週間BOOKランキング」で週間売上12.6万部を記録し、ジャンル別「文芸書」で1位を獲得すると、12月1日付まで4週連続で1位をキープ。2026年1月5日付で1位に返り咲くと、2月2日付まで5週連続で1位を記録した。
著者・雨穴氏の作品は、物語と密接に結びついた「図版」や「絵」がナゾを解く手がかりとなる“マンガ小説的作風”が特徴。『変な絵』がイギリスの賞で最終候補にノミネートされるなど、世界39ヶ国での出版が決定しており、過去作でも自身が手がけた図版が多数収録されている。
今作ではその特徴をさらに進化させ、「小説」と247点以上の「地図」や「図版」で構成された“マップ・ミステリー”として展開。
本に親しみの少ない層でも、特典「特大考察マップ」を手に物語の主人公となり冒険旅行の“新読書体験"を楽しめる一冊。シリーズでお馴染みの「栗原さん」が主役となっている。
発行元の双葉社によると、電子版を含む総発行部数は累計70万部を超えている。
続く2位には、「2026年本屋大賞」受賞作である朝井リョウ氏の『イン・ザ・メガチャーチ』が期間内売上27.8万部でランクイン。
3位には、小説家・宮島未奈氏の『成瀬は天下を取りにいく』シリーズ最新刊で完結作『成瀬は都を駆け抜ける』が、期間内売上27.4万部でランクイン。同ランキングにおいて著者2度目のTOP3入りを記録した。
<集計期間>2025年12月1日付~2026年5月25日付 実質集計期間:2025年11月17日(月)~2026年5月17日(日)
<調査協力店舗総数>全国書店 4092店舗(WEB通販含む) (※2026年5月25日付現在)
■オリコン“本”ランキングとは
書籍を販売している全国の書店およびWEB通販の週間売上をもとに、全国推定売上部数を算出し順位付けしたもの。スタートは2008年4月。
「BOOK」「コミック」「文庫」の主要3部門。「BOOK」は「ビジネス書」「写真集」「文芸書」などのジャンル別、「新書」「ムック」などの形態別も発表。毎週月曜日分から翌日曜日分までの売り上げ部数を「週間ランキング」として集計し毎週発表しているほか、「上半期ランキング」、「年間ランキング」も発表している。