梅宮アンナ「がんからギフトをもらった」 前向きな変化も「いろんなことに一生懸命になりました」
心境の変化を明かした梅宮アンナ (C)ORICON NewS inc.
タレントの梅宮アンナ(53)が9日、都内で行われた著書『フルコースがんと私と家族の日々』(文藝春秋)の発売記念記者会見に出席。同署につづられている「がんからギフトをもらった」という言葉について、心境の変化を明かした。
梅宮は「がんになると、一変するんです」ときっぱり。「グレーにしたことを白黒はっきりさせたくなった」といい、「フワフワしてたり、軽い感じの人が無性にいやになる。がんを経験する人は大体そういう思いになると言われているのですが、何かをしたくなったりという意識がすごくなっていったんです」と打ち明けた。
さらに、「気づかせてくれることや新たな出会いもできていくんです。そういう意味でギフトと呼んでいるのですが、がんになる前の自分となった後では、なった後の方がかなり意欲的になっちゃったんです」と説明。「漠然と病気もしたことがなく50歳まで来て、51歳の時にがんになっちゃうと、『あと何年生きるんだろう』と数字が明確に見えてきて、『そんな時間ないんじゃない』と、いろんなことに一生懸命になりました」と振り返った。
その上で、「がんになった方が、いろんなことが幸せに思えます」と実感を口にし、「泣いているだけでは何も変わらないですし、自分も世の中も変えたかった」と前向きな思いを語った。
アンナは、1972年東京生まれ。父は俳優の梅宮辰夫、母は元モデルのクラウディア。スカウトをきっかけに、19歳でモデルデビュー。『JJ』『CLASSY.』『VERY』など数々の女性ファッション誌の専属モデルを務め、カリスマ的な人気を博す。2002年には、娘・百々果(ももか)を出産。タレントとしてテレビにも多数出演し、イベントや洋服のプロデュースなど幅広い分野で活躍。24年に乳がんになったことを公表し、SNSで闘病の過程を発信していた。
25年には世継恭規氏と再婚している。
本書では、免疫療法や民間療法には頼らず、抗がん剤、手術、放射線治療という「標準治療」の“フルコース”を選択した経緯と、その後約2年にわたる治療の過程を詳細に綴っている。治療に向き合う中での葛藤や心境の変化、日々の出来事が率直な言葉で記されている。さらに、父・梅宮辰夫さんの秘話や晩年の様子、母・クラウディアさんへの思い、米国で暮らす娘・百々果さんへの感謝も収録。家族との関係性や、それぞれへの思いが赤裸々に描かれる。また、昨年「出会って10日婚」として話題となったアートディレクター・世継恭規さんとの電撃再婚に至るまでの経緯も明かされている。闘病と並行しながら新たな人生の一歩を踏み出すまでの背景が描かれている。