仲野太賀、大河主演の重圧告白「体育座りして三角形に」なった日も 池松壮亮や菅田将暉らに感謝
豊臣秀長ゆかりの竹田城のある兵庫県朝来市で開催された大河ドラマ『豊臣兄弟!』トークライブに登壇した仲野太賀
NHK大河ドラマ『豊臣兄弟!』で主人公・羽柴小一郎長秀(のちの豊臣秀長)を演じる俳優の仲野太賀が14日、兵庫県朝来市で行われた「大河ドラマ『豊臣兄弟!』トークライブin朝来」に登壇。昨年6月のクランクインから1年が経過する中、主演として作品を支えてきた日々を振り返り、撮影現場での苦労や共演者との心温まるエピソードを明かした。
朝来市は、秀長が竹田城の城代を務めたゆかりの地。会場の大歓声に迎えられた仲野は「こんなに熱烈歓迎の雄叫びが上がったのは初めて聞きました。ここにいていいんだと思いました」と笑顔を見せた。
仲野は、この1年を振り返り、「大変は大変でした」と率直な思いを吐露。「戦国時代を描いているので、切る、切られる、生きる、死ぬというものが近くにある。感情の振れ幅が大きくて、精神的な揺れも大きかった」と明かした。
さらに、「これまで経験したことのない長期間の撮影で、大人数のスタッフやキャストと作り上げていく現場は目まぐるしくて」としながらも、「落ち込んだ時はたくさんの人に励ましてもらった。スタッフさんも共演者も『大丈夫、大丈夫』『頑張れ』と言ってくれて、みんなに支えてもらって1年が経った」と感謝を語った。
自らを「分かりやすく落ち込むタイプ」と笑い、「一人でセットの陰で体育座りしていたこともあった」と告白。その時には竹中半兵衛役の菅田将暉が「大丈夫か」と声を掛けてくれたといい、「思い返すといろんな思い出でいっぱい」と振り返った。
今年1月の放送開始から半年。物語は折り返し地点を迎える。仲野は「自分が『豊臣兄弟!』の真ん中にいることが今でも不思議」と語り、「周りには(池松)壮亮くんや(小栗)旬さん、(菅田)将暉、(宮崎※たつさき)あおいさんなど、ずっと憧れてきたキャストの皆さんと一緒に作品を作れていることが夢のよう」としみじみ。「(クランクアップまでの)1年半は人生の中でも本当にキラキラした時間になると思う。
まだ撮影は半年ほど残っているけれど、終わるのが寂しい」と語った。
また、時代劇ならではの苦労についても言及。「時代劇の台詞は本当に難しい。十分準備したつもりでも、口の筋肉と時代劇の言葉がうまくかみ合わないことがある」と振り返り、「タイムスリップできるなら、もっと練習していけと言いたい」と苦笑い。
「本編ではうまく編集してもらっていますけど、本番では信じられないぐらい噛んでいるんです」と明かし、「あまりにも噛むから、小栗旬さんに『次噛んだら切腹な』と言われたこともありました」と会場の笑いを誘った。
台詞量も多く、「頭が真っ白になることもあった」という。そんな時、兄・秀吉役の池松がそっと近づき、膝に手を置いて「大丈夫、大丈夫」と励ましてくれたエピソードも披露。「菅田くんも現場を和ませてくれていた」と振り返り、共演者への感謝を口にした。
イベントでは、第21回「風雲!竹田城」で描かれた但馬攻めについてもトークを展開。仲野はイベント前に竹田城跡を訪れたことを明かし、「秀長さんはこの道を歩いたのかもしれない、こういう景色を見ていたのかもしれないと想像が膨らんだ」と感慨深げに語った。
「石垣一つを取っても、どの時代に改修されたものなのか痕跡が残っていて面白かった」と語り、「石畳から顔を出している岩も『秀長さんがいた頃からあったかもしれない』と教えていただいて、あらためて秀長とのつながりを感じられた」としみじみ。司会者から「秀長の足跡と仲野さんの足跡が重なった部分もあるかもしれませんね」と声を掛けられると、「ロマンです」と笑顔を見せた。
終盤には、この日放送される第23回「さらば半兵衛」の見どころを聞かれ、「菅田将暉です」と即答。「本当に圧巻なので、ぜひ楽しみにしていただければ」と呼びかけていた。
最後に仲野は、「こうして皆さんと顔を合わせると本当にパワーをいただけます。今日のパワーを糧に最後まで走り抜けたい」と語り、大きな拍手に包まれながら会場を後にした。
大河ドラマ『豊臣兄弟!』は、総合で毎週日曜午後8時から放送中(BSでは午後6時から、BSP4Kでは午後0時15分から)。