元乃木坂46久保史緒里、卒業後初主演作で“母親役”「私は母親になれたのだろうか」
映画『世界は美しいと誰かが言った』の主演をつとめる久保史緒里
元乃木坂46で俳優の久保史緒里(24)が、タクシー映画祭「TAXIATER」にて上映される撮り下ろしの短編映画『世界は美しいと誰かが言った』で主演を務めることが決定した。本作がグループ卒業後初の主演作となる。
「TAXIATER」は、8月5日「タクシーの日」を記念し、8月3日から1週間にわたり、東京23区内を走行する100台のタクシーと連携したサイネージメディアで、アカデミー賞級の豪華制作陣が手掛ける撮り下ろしの短編映画を上映することで、新たな映画体験、移動体験を創出する映画祭。タクシー上映後には、池袋・渋谷・下北沢の都内3館で8月15日~29日の間、3作品の同時上映を行う劇場上映(一部、舞台挨拶・特別対談付き)を開催する。
タクシー映画祭「TAXIATER」ではほか、第30回 釜山国際映画祭で映画『愚か者の身分』により最優秀俳優賞を受賞し、第35回 日本映画批評家大賞では新人男優賞に輝いた注目の若手俳優・林裕太の主演作『Parallel Parking』、さらに映画『ルート29』で綾瀬はるかとのW主演を務め話題を集めた15歳の俳優・大沢一菜主演作『まるくてしかく』が上映される。
久保が主演する短編映画『世界は美しいと誰かが言った』は、第38回 東京国際映画祭コンペティション部門に選出された映画『恒星の向こう側』(2026年秋公開)で共演する監督・中川龍太郎氏と久保がタッグを組んだ短編作品。脇を固めるのは、三浦貴大や中尾幸世などの実力派俳優だ。
<あらすじ>
重い病を抱える史花(久保)は、2歳の娘を抱きかかえて、行く宛もなくタクシーに飛び乗る。
たどり着いたのは木々が生い茂り、風がそよぎ、光が溢れる湖のほとりの集落。そこで、幼い娘を亡くした経験を持つ光世(中尾)と出会う。史花と律は彼女が営む民宿に、一晩だけ泊まることに。その一晩を通して、史花・律・光世、3人の女性の人生が交差する。その先に待っているものとは─────。
■久保史緒里 コメント(藤吉史花役)
撮影の日々を思い返すと、「私は母親になれたのだろうか」という想いが込み上げてきます。この想いこそが、史花の根源であり、限りある命への未練だったのかもしれません。この世界は時に残酷で、暗がりに包まれる日もあると思っています。
そんな私自身が日々抱えている翳りのある想いも全て肯定してくださり、史花の命の要素へと変えてくださった中川監督に、心から感謝しています。撮影を終え、目の前の世界が愛おしくてたまらないと思う自分が居ました。この作品に触れてくださる方にとって、今を生きる命や、確かにそこに居た命に、心を寄せるきっかけになれば幸いです。よろしくお願いいたします。
■中川龍太郎氏 コメント(監督・脚本)
「世界は美しいと誰かが言った」というタイトルが頭に浮かんでから、たった一時間でこの物語は書き終わった。撮影の直前になって、どこかで聞き覚えのある言葉だと思って、本棚を見た。長田弘さんの「世界はうつくしいと」があった。大好きな一冊だ。
僕たちの無意識は無限で、僕らはその無意識の世界に満たされて、生きている。日々、自分で決めていると思っている事象も、感じていると思っている心情も、その裏には膨大な無意識の蓄積がある。僕たちは、覚えていない人たち、覚えていない景色、覚えていない言葉と共に生きている。世界中の全ての子どもたちの無意識の世界が、少しでも豊かで、美しいもので、満たされますように。そういう願いを持って、僕はこの物語を、信頼できる仲間たちと撮りました。