TBSラジオ、山田五郎さん追悼「私達にたくさんのものを教えてくれました」 みうらじゅんとのレギュラー番組最終回は7・26【報告全文】
山田五郎さん (C)ORICON NewS inc.
編集者で評論家の山田五郎さんが亡くなった。22日、公式YouTubeで発表された。67歳だった。山田さんがみうらじゅんとパーソナリティーを務めていた『みうら五郎』を放送しているTBSラジオは同日、追悼コメントを寄せた。
山田さんは、1958年生まれ、東京都出身。82年、講談社に入社し、雑誌『Hot-Dog PRESS』の編集長などを経てフリーとなる。 『百万人のお尻学』や、『知識ゼロからの西洋絵画入門』、『銀座のすし』などを執筆していた。また、バラエティー番組『タモリ倶楽部』や、情報バラエティー番組『出没!アド街ック天国』などにも出演し、テレビもその博識ぶりを披露していた。
2024年10月、原発不明がんを公表。「視聴者の皆さんから私の腰のこととか、体調のこととかご心配いただいてですね、あんまりいい話じゃないから黙ってようかと思ったんですけど」と以前痛めた腰に言及しながら、「ぎっくり腰じゃなくてがんだったんですよ」と報告。「骨もあちこち転移してる。そんな状況だったんですよ。当然そんな状況だからもうステージ4bとか」と明かしていた。
その後もメディアへの出演などは続けており、2025年10月には「第17回伊丹十三賞」贈呈式に登壇。「大変に喜んでおります。私の人生、賞罰とはまるで無縁な66年間の人生でございまして、これまで受賞したのは、大学のマスコミ関係者の人がマスコミ関係で活躍している人に贈る『コムソフィア賞』と、みうらじゅんがその年一番飲んだ友達に送る『みうらじゅん賞』くらいなもので(笑)。
今回『伊丹十三賞』という身にあまる賞いただきまして、長生きはするもんだなと思っております」とコメントし、受賞を喜んでいた。
2026年7月17日に更新された公式YouTube「山田五郎 オトナの教養講座」では、酸素チューブを鼻に付けて出演。「このザマですけどね」と語り、「体調は良くない?」との質問に「ご覧の通りですわ」と明かした。
続けて「3月に昏睡してから、あの後歩けなくなって、車いすになって。腹水と胸水が溜まって呼吸が困難になって酸素吸入に」と近況を報告。続けて「この俺がだよ、飯が食えなくなって固形物が食えなくなって。この俺がだよ、タバコ吸えなくなった。もう人間立って歩いて飯食えているうちは死なないと思ったけど、もう死ぬよ。
立って歩くことも飯食うこともできねぇ。そんな状態です」と話し「俺が1番信じられないよ」と語った。
22日には、公式YouTubeのX上で「本日15時、山田五郎所属事務所より当チャンネルの動画配信にてご報告がございます。よろしくお願いいたします」と伝えられていた。
■コメント全文
山田五郎さん。
TBSラジオでは『荒川強啓デイ・キャッチ!』や『東京・春・音楽祭』などをはじめ、様々な番組にご出演いただきました。
また、五郎さんががんを公表したあとの2025年6月に、みうらじゅんさんと2人で毎週おしゃべりする番組『みうら五郎』が始まりました。
五郎さんは病魔と闘いながら、長い友人であるみうらさんとの収録を心から楽しみにされていたと伺っています。
収録済みのトークは、すべて放送・配信いたします。最終回は7月26日です。
最後に偶然引いたキーワードは、五郎さんの美術への愛と教養があふれるもので、笑顔を見せながら話してくれました。
深い知性と教養。そして穏やかな語り口とユーモアで、私達にたくさんのものを教えてくれました。
山田五郎さん、ありがとうございました。