濵田崇裕&猪塚健太、気まずい空気醸し出す 『たもつん』レポート&コメント到着
朗読劇『たもつん』より
7人組グループ・WEST.の濵田崇裕が主演を務める朗読劇『たもつん』が、東京・IMM THEATERで5日、開幕した。これに伴い、濵田らのコメントが到着した。(※以下、ネタバレ含む)
今作は、FMヨコハマ連続ラジオドラマから誕生した“ちょいダメ男”たちの友情コメディ。脚本はNHK連続テレビ小説『虎に翼』の脚本家である吉田恵里香氏の書き下ろしで、2025年には俳優業に加えてドラマの原案・企画、脚本、プロデューサーなど多彩な活動をしている今井隆文氏の演出で上演された。再演となる今回は、濵田、浜野謙太、コッセこういちによるA チーム、猪塚健太、和田雅成、落合モトキによるBチームの2パターンで上演する。今井氏と渡邉美穂が全日程に参加する。
物語は、張り切って応援歌を歌うヤベ先輩(今井、落合)と、見るからにテンションの低いユーキチ(濵田、猪塚)、しゅうまい(浜野、和田)というシーンからスタートする。ヤベ先輩は、ユーキチとしゅうまいの同級生「たもつん」の結婚式で余興を披露するために野球部の仲間に声を掛ける。
しかし、ユーキチとしゅうまいは、たもつんとは卒業以来会っておらず、ヤベ先輩のことも覚えておらず、手探りで記憶をたどり、気まずい空気感が流れる。
物語が進んでいくと、3人それぞれの“ちょいダメ”なところが見えてくる。悪い人ではないが空回りしがちなヤベ先輩、良くも悪くも適当なしゅうまい、2人に振り回される苦労人かと思いきや、時折ダメ人間っぷりを発揮するユーキチ。ふとしたことで打ち解け、学生時代よりも仲良くなる。
3人が余興の練習を通して友情を深めていくコミカルな流れの中で、空気をガラリと変えるのが、ダーヤマ先輩(コッセ・今井)とミナミン(渡邉)。物語が転換するシーンにおいて確かな存在感を発揮し、緩急をつける。体育会系らしさ全開のダーヤマ先輩は、クセの強い芝居で場をひりつかせる。ミナミンはちょっとした動作のかわいさ、ユーキチたちへのそっけない態度がリアルだ。
Aチームは、ユーキチとしゅうまい、ヤベ先輩という凸凹トリオのバランスが良く、ダーヤマ先輩とミナミンのインパクトによって緩急をつける。25年から本作に参加している浜野と渡邉、今井の安定感の元、初めて朗読劇に挑む濵田とコッセも堂々とした芝居を見せる。Bチームは、ふとした瞬間に学生時代のヒエラルキーを感じさせるリアリティ、コミカルとシリアスの切り替えの速さによって、緊張感のある面白さを作り上げる。25年に引き続きヤベ先輩を演じる落合が自由に遊び、猪塚と和田も負けじと仕掛ける、和気あいあいとしつつバチバチした空気を作り出す。
学生時代の苦労話や認識のずれ、青春のほろ苦さなどを描く今作。大人になったからわかる優しさにほろりとくるシーンも多く、コミカルなだけではない魅力を感じられる内容になっている。
同公演は、11日まで上演される。
■キャストコメント
▼濵田崇裕
初めての朗読劇ですが、初日の立ち稽古から緊張も解け、素直に楽しんで稽古ができました。
見どころは、終始台本を持ちながら日常会話で漫才をしているような掛け合い(笑)と、キャラの濃い登場人物たちの成長です。演じさせていただく中でも、皆さまの心に響くメッセージがあると感じています。そして劇場に足を運んでくださる皆さまへ、暑い日が続いています。体調やお足元にお気を付けてお越しください。
なにより、楽しんでください。お待ちしています。
▼猪塚健太
『たもつん』が無事に開幕しました!稽古場から劇場へと場所を変え、セットと共にリハーサルをしましたが、まぁハプニングのオンパレード!僕はすぐに朗読台本を壊しました(笑)。本番もこの勢いでどんなことになってしまうんだろうとワクワクしておりますが、お客さまにはそんなところも含めて楽しんでいただければと思います!朗読劇だからこそ実現したこのメンバーでの『たもつん』をぜひお楽しみください!
▼浜野謙太
びっくりしました。
『たもつん』経験者としてはキャストが変わるとこんなに違うのかと!去年のも去年ので良かったですけど、何!?この舞台上に変な人しかいない感!!!渡邉さんまで含めて変な人たちの集まりになってます。でも不思議かな、だからヒリヒリする一言がちゃんと入ってきたりする。きっと当日なんか起こります(笑)。そんな安心感からくるワクワク。初めてお見かけした時からずっと思ってることなんですが、いやー、濵ちゃんて本当面白い。
▼和田雅成
稽古を終えて、改めて朗読劇の難しさと楽しさを感じました。どんなことがあっても、物語は進みます、人生は進みます。その歩みの中で、少しでも優しさに触れ、前へ進む力となるような一筋の光を、この作品を通して皆さまにお届けできたらと思っています。
この夏にぴったりの、熱くて優しい物語です。皆さまの心にそっと寄り添えますように。劇場でお待ちしています。
▼落合モトキ
まずは再演に参加できること大変うれしく思います。そして約1年ぶりに『たもつん』の台本を読んだのですが“え?なにこれ面白い!”と雷に打たれたような衝撃でした。去年の作品を踏襲せず、新鮮でさらに面白い『たもつん』をお届けします。
夏休みでどこも混み合ってると思われます!どうぞ涼しい劇場で『たもつん』を堪能していただければ。ぜひお待ちしてます。
▼コッセこういち
あっという間の稽古期間でした。都度都度新しい発見があり、お客さま同様私もワクワクドキドキで本番が楽しみです。それぞれのキャラや関係性など、ぜひ物語に入り込んで楽しんでいただけたらうれしいです。劇場でしか味わえないライブ感や空気を、皆さんと一緒に共有できることを楽しみにしています。
▼渡邉美穂
昨年と今年と合わせて5つのチームを観てきましたが、どのチームもそれぞれの色があって魅力的です。私自身も同じミナミンと言えど、昨年とは衣装も変わって役のイメージも変わっていると思います。「朗読劇ってこんなに動き回るものなのか!」と驚かれる方もいらっしゃるかと思いますが、それ故の躍動感やライブ感を感じてもらえたらうれしいです。各チーム毎公演ごとに新たな発見があると思うので、ぜひ楽しんでください!
▼今井隆文
両チームの稽古が終了しました!どちらも、全然雰囲気がちがいます!公演尺もやっぱり全然違いました!通常の公演なら考えられないぐらいの尺の違いです(笑)。
両チームの見たままの感想は、Aチームは弱小野球部。Bチームは強豪野球部。という、すごくアバウトな印象でこのコメントを書いています。そして、1年ぶりにこの『たもつん』を立ち上げてみて、この作品の持つ力に驚かされています。何度やっても、新鮮な気持ちでこの世界に入れる、不思議な魅力のある作品です。この公演期間中、一度として同じ空間にはならないと思いますので、ぜひ、来てくださる一回を楽しんでいただければ幸いです。劇場でお待ちしております。一緒に楽しみましょう!!