アロハとワンピで早稲田を染める。学生と古着屋によるファッションデモの現場を直撃
目的は「色とりどりの洋服で早稲田の街を明るくすること」ただ一つ。「ワセダと着替えよう」と題されたこのイベントは、古着屋 丸実商店とファッションフリーペーパー出版団体 ENJI、フラッシュモブサークルのフラッシュモ部によって企画された。男子はアロハシャツ×デニム、女子は古着のワンピースを身につけてみんなで登校するというイベント。参加者は事前にTwitterや口コミで募り、約50名が集まった。
どうやら6/24に大隈講堂で開催されるENJIのファッションショー用プロモーション動画を撮るためらしい。普段は接することのないプロのカメラマンに学生たちも初めは緊張気味。セルフィーは得意だけど撮られるのは少し苦手?撮影スケジュールと注意事項を聞いた後、丸実商店を出発し目指すは大隈講堂。鮮やかな「馬場歩き」が始まる。
普段することのない格好に初めは恥ずかしそうにしていたものの、講堂に着く頃にはすっかりカラフルな服が肌に馴染んでいるように見えた。アロハとワンピで大隈講堂が卒業式よりもご機嫌に彩られた光景は、ファッションで早稲田を変えた一つの例になるかもしれない。
ENJI とは誌面撮影や衣装提供で縁が深かったことから、共同企画の話はあっという間に進んで行ったそう。発案から実行まではたったの数週間。「ファッションデワセダヲカエル」をコンセプトに「早大生のファッションに対する意識の改革」と「早稲田のファッション街化」の実現を目指しているENJIは、早稲田の洋服店や美容院、飲食店などを取り上げ、学生だけの力で年3回のフリーペーパー発行とショーの運営を行っている。ファッション×早大生×地域興しの3本の軸は6年前の創刊からぶれていない。
自分達がファッションを楽しむ“環境づくり”まで全力で取り組むことが大事なのだと改めて気づかされたファッションデモだった。学生と街が一体になれば早稲田のファッション温度が上がる日は近いかもしれない。
Text. Azu Satoh