旅の目的のひとつに、「世界遺産を見に行こう!」と考える人は多いのではないでしょうか。日本でも2013年に富士山が、2014年には富岡製糸場と、2年連続で2つの物件が世界遺産に登録され、今「世界遺産」に注目が集まっています。
東南アジアに目を向けてみると、現在登録されている世界遺産は31件。定番の観光スポットから、まだまだこれから人気がでそうな場所まで、各国に点在しています。
しかし、「そもそも世界遺産って何だろう」 「何を基準に世界遺産って決まるのか」…ということを、私達はどれだけ知っているでしょうか?
そこで、旅に出る前に知っておきたい「世界遺産って何?」を学ぶべく、世界遺産への理解や保全活動の一環として、「世界遺産検定」(文部科学省後援)を主催するNPO法人世界遺産アカデミー主任研究員の目黒正武氏にお話しを伺いました。
「世界遺産」を学ぶことは「戦争のない平和な世界の実現」につながる
2005年にNPO法人世界遺産アカデミーが設立され、2006年から「世界遺産検定」がスタート。2014年現在、受検者は年々増え続け、その年齢層も多岐にわたると言います。そして「世界遺産」