また、英語を勉強したくないという子供が多いとも聞きますが、それは「海外に興味がないから」なのではないでしょうか。
世界遺産を学び、先に海外の興味を誘ってあげれば、コミュニケーションの手段として「英語もやっておこう」という形になるでしょう。実際、小学生達の所に講演へ行くとみんな目をキラキラさせて話を聞いています。世界の平和を目指すための手段としてこんなにも考え抜かれた「世界遺産」というものがあるのだから、これからもみんなで共有すべきじゃないのだろうかと思っています。
だからこそ、より多くの方にも世界遺産について知ってほしいと思いますね」
次回は、「東南アジア特有の世界遺産について」と「世界遺産を深く知るなら「登録基準」で見よう」について目黒氏にお話を伺います!!
© all photos to Sumio Koizumi
(text:Tomomi Kimura)
PROFILE
目黒正武MEGUROMasatake
NPO法人 世界遺産アカデミー主任研究員。明治大学商学部卒。旅行会社に就職後、国内外多数の世界遺産で現地経験を積む。2005年より現職。青山学院大学・文化学園大学・八洲学園大学非常勤講師。