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世界遺産を深く知るなら「登録基準」で見よう
世界遺産を訪れるということは、ときに旅をドラマチックなものにしてくれます。到着するまでのドキドキ感、いざ目の当たりにした時の充実感、そしてそこに流れる空気を肌で感じてしみじみとその遺産に思い巡らす・・・しかし、そんな感動も束の間、気がついたら写真を撮ることに必死になって、写真を撮ることがメインになっている・・・そんな経験はありませんか?
思い出を写真に残すことも大切ですが、せっかく訪れたなら時空を超えて遺産を旅してみませんか。そのために、その土地や歴史、建物のことを事前に学んでおくのも旅の重要なウォーミングアップ。今回は、そのスターターとも言うべく世界遺産の基本情報をお届けします。
世界遺産には、3つの分類がある
一口に世界遺産と言っても、その種類は3つに分かれます。
1)文化遺産
人類が生み出した素晴らしい建造物や遺跡、また自然環境に順応しながら人類がつくり上げた文化的景観など。
ジョージタウン(マレーシア・ペナン島)
上段のグエン朝の王宮(ベトナム、フエの歴史的建造物群)もそれに当たります。