【旅を深めるミニ講座】日本とタイを結ぶ「美味しい」かけはし 〜後編〜
photo: 日本アセアンセンター
出発前に知っておくと、もっと旅が楽しくなる「旅を深めるミニ講座」。今回は、日本とタイを「食」のイベントで繋ぐ「Yum! Yam! SOUL SOUP KITCHEN」代表の西田誠治さんのストーリーをお届け。
食を通じてタイへの愛情を形にする彼ならではの、食&旅のこだわりスタイルとは?
前編はこちら>>
日本の地方食材+タイ風スパイスの化学反応
Yum! Yam! SOUL SOUP KITCHEN vol.15|青森県ver.より
日本の食材で、新しいタイ料理を提案している西田さん。タイ料理と言うと、鼻を抜けるような独特のスパイスやハーブが思い浮かぶのだが、日本の食材をマッチさせる上で意識していることとは?
「料理に使う食材は、直接産地に出向いて一番旬なものを調達しています。調理方法は魚一つでも煮る、蒸す、焼くなど様々な方法がありますが、基本的には食材に合わせて決めて、それにタイ風の味付けをプラスする。それだけで他にはない美味しさが表現できるのです。日本料理のように、タイ料理にも野菜や果物を彫刻するカーヴィングなど美しさを表現する伝統文化がありますが、見た目にも美味しさを表現するのも大事ですよね」