新感覚!担々麺風のコク旨フォー「PHO SATE」
一風変わったフォー、PHO SATE(フォー・サテ)をご紹介します。
練りゴマとピーナッツソースを使ったコクのあるスープがどこか担々麺を思わせる味で、ヤミツキになる美味しさ。担々麺がお好きな方にぜひ食べてもらいたい一品です。
ビテクスコ・フィナンシャルタワーのすぐそば!「QUOC KY(國記)」
そのコク旨フォーが食べられるお店の名前は「QUOC KY(國記)」。
ホーチミン一高いビルで観光スポットにもなっている「ビテクスコ・フィナンシャルタワー」の向かいにあります。
PHO BO VIEN(牛肉団子のフォー)が主力メニューのお店なのですが、個人的にはPHO SATEをおすすめしたいです。
麺をゆでる係、具を盛り付ける係と分担作業で次々と作られるフォー
卓上の調味料や香草で自分好みの味に調えよう
卓上にはライム、チリ、ラー油、甘味噌があります。担々麺風といっても、スープ自体は辛くないので、もし辛い味がお好きな方はラー油を少しずつ足してみてくださいね。
PHO SATE70,000VND(約390円)
とろりとしたカレー色のスープに幅広の麺が入り、上に豚肉の薄切り、キュウリ、フライドオニオン、小ネギがのっています。そこに好きなだけ香草をちぎり入れたら完成!
華人の店主が営む65年の歴史を持つお店
こちら華人の店主、呉俊嫏さん。生まれも育ちもベトナム。
「お店を始めてどれぐらいになるのですか?」と尋ねてみると、
「この店は私の父が開いたのよ。父は1946年に潮州からベトナムへ来てね、1949年に店を始めたから…そうね、もうかれこれ65年になるわね」
と答えてくださいました。長い歴史を持つお店だったのですね!
呉さんによると、フォーについてくるたくさんの香草のうち、ミント系の香草(名前分からず)は潮州でもよく食べられているのだとか。「でも、潮州のものとベトナムのものは少し味が違う」と仰っていました。そして、スープを全部飲み干した私に一言。
「日本人のお客さんは美味しくてもそうでなくても、全部食べてくれるわね。そんな日本人が好きよ」
「いえいえ、本当に美味しかったですよ」と私。
ちょっと変わった担々麺風のフォーが食べてみたい方は、ぜひ一度お試しください。
※上記の日本円表記は、2015年3月1日現在の為替レートに準じます。