冷たいタイ料理「カオチェー」【バンコクおしゃれローカル HOT PICK!】
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ソンクラーン前の風物詩「カオチェー」
by Chef(シェフ)
今回シェフさんが紹介してくれたのは、タイの冷たい料理「カオチェー」。タイは、旧正月「ソンクラーン」の前になるとどんどん気温があがり暑期に入るが、そんなうだるような暑さへ入る頃から出始めるのが、カオチェーなのだ。
「歴史を辿ると、少数民族のモン族が毎年4月13日、旧暦の正月をお祝いするための料理として作られたのが始まりで、モン族がタイに入り、ソンクラーンの料理としてそのまま引き継がれたもの。
ラマ5世時代に宮廷料理として広まり、ソンクラーン前の風物詩となっている料理で、僕の大好きな料理でもあるんだ。」
きちんとカオチェーを作るとなるととても手が込んでいて、まず良質なお米を固めに炊いて、蝋燭を燻したものの中に入れ、ジャスミンなどお花を浸した水に氷をいれたものにつけ置く。付け合せは、カピを丸めて揚げたもの、グリーンチリの肉詰めを揚げたもの、切干大根の甘辛漬け、玉ねぎ揚げなどなどが少しずつ盛られる。