ロマンと神秘に包まれたアンコール・ワットの街で、クメール様式のヴィラにステイ!
カンボジアの首都プノンペンより北西約300km離れた場所にあるシェムリアップは、荘厳優美な世界遺産、アンコール・ワット遺跡群がある街だ。小さな街でありながら、遺跡巡りのほかにも、オールドマーケットや博物館、地元の工芸品を扱う雑貨店やレストランなどが観光客に人気。街の中心部を少し離れれば、穏やかで緑豊かな伝統的なカンボジアの田舎風景が広がり、のんびりとくつろぎに満ちたカンボジアン・リゾート気分を満喫できる。
今回は、そんなシェムリアップで、アンコール・ワットを築いたクメール人によって築き上げられたクメール様式のヴィラにフィーチャー。
緑のなかに佇む隠れ家的ヴィラからアットホームなカジュアル・ヴィラまで、おすすめの宿泊施設をピックアップしてご紹介!
ヒンドゥー教の世界観がもとに
クメール様式とは、アンコール・ワットを建造したクメール王朝の時代(11~15世紀)に、ヒンドゥー教と仏教が融合して生み出された文化・美術様式のことで、もともとは石造りによる高塔(プラサット)建築や丸彫の巨像、レリーフなどがその特徴だ。
カンボジアをはじめアジア各地の建築様式に影響を与えたクメール様式は、今では人々のライフスタイルにすっかり吸収され、建築のモチーフやディテイル、インテリアなどに用いられている。