バンコクから鉄道に乗って古都アユタヤへ行ってみよう!
バンコクの始発駅はファランポーン駅。市内の宿から地下鉄で簡単にアクセスできる。地下鉄の階段を上がり、ファランポーン駅に一歩踏み入れると一気にローカル度が増す。タイ各地の人がバンコクとの往復に利用するこの駅は、昔、東北の玄関口であった上野駅のような雰囲気がある。
ファランポーン駅ののどかな光景(筆者撮影)
朝8時ファランポーン駅で起立する人たち(筆者撮影)
出発時刻まで時間があれは、駅の2階のカフェで甘いコーヒーを飲みながら、故郷に向かう待合室の人たちの様子を眺めるのもよい。もし朝8時か夜6時に駅にいれば、国歌に合わせて全員が起立する様子も見られる。入口のところに掲げられている肖像はタイの鉄道の創始者、ラーマ5世。
普通列車の車内。木製の座席もある。
(筆者撮影)
発車の合図は駅員が鐘をならす。(筆者撮影)
さて、いよいよ列車に乗り込む。ここで普通列車の自由席に座るときのアドバイス。タイは日差しがきついので、太陽の方角に注意が必要。バンコクからアユタヤに午前中に向かうなら、進行方向左側の席が日陰となる。それでも窓側に座っていると日焼けするので対策は万全に。
冷房のついていない普通列車の車内も、走りだせば心地よい風が入り涼しく感じられる。