黄金のモスクで異文化体感!シンガポール「カンポン・グラム」
©Singapore Tourism Board
Kampong Glam(カンポン・グラム)は、多民族国家シンガポールの中でも一際独特な雰囲気を醸す民族街。サルタン・モスクの球形の屋根が黄金に輝くアラブ・ストリート界隈には、布地、絨毯、宝石などを扱う伝統的なお店の他、新鋭のオシャレなカフェやセレクトショップも。旅行者にとって見逃せないスポットの一つだ。
カンポン・グラムの歴史
カンポン・グラムとは、ブギスやアラブ・ストリート界隈の地域を指す昔の呼び名。「カンポン=村」、「グラム=フトモモ科の樹木(ゲラム・ツリー)」の意味。1822年にマレー人やイスラム教徒、アラブ民族集団に公式に割り当てられ、1989年に保護区として政府に認定されたこの地区は、シンガポール内でも一段とノスタルジックな地域。もともとあった建物は修復され、今日まで大切に守られている。
サルタン・モスクでイスラムを垣間見る
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この地区のシンボルは何と言っても「サルタン・モスク」。シンガポール最大で最古のイスラム教寺院は、1826年に建造され、1928年に再建された。イスラム教徒は庭園の水場で全身を清めてから礼拝堂に入る事になっており、一般の見物客は、靴を脱いで見学することができる。