バンコクの憂鬱 〜タクシーの乗車拒否は当たり前!?〜
バンコクの夜を走る。黄色と緑は個人タクシーだ
タイは世界で2番目にタクシー料金が安いともいわれている。街を走るタクシーはピンクやオレンジ、黄色といったカラフルな車体を多く見かける。
このカラフルなタクシーは、タクシー会社が運営しているもの。黄色と緑のツートンカラーの車体は個人タクシーとなっている。昔は料金は交渉制だったため、慣れないタイ語の発音で行き先を上手く言えなかったり、外国人だとわかると通常より高い料金を提示されることが多かった。今ではメーター制になりその心配は減ったが、それでもメーターを使わなかったり、乗車拒否も多く見られる。特に夕方のラッシュ時、雨の日、深夜時間帯だと乗車拒否の可能性はかなり高くなる。
繁華街で客待ちしているタクシーには、メーターを不法に改造し、実際より高く表示させるという悪質なドライバーもいる。
最近では「GRAB TAXI」や「UBER」といったタクシーの配車アプリの登場により、多少は問題は解消されたように思える。「GRAB TAXI」は基本的に営業ナンバー(タイでは黄色)を取得している正規のタクシーのみが登録されているが「UBER」には、営業用ナンバーを取得していない車も登録されているようである。もっとも異なるのが支払い方法だった。「GRAB TAXI」は降車時に、メーターの金額+25バーツ(使用サービス料)を現金で支払うのに対し、「UBER」はアプリに登録しているクレジットカードからの引き落としでキャッシュレスとなる。料金はタクシーの運転手の携帯端末に表示される。「UBER」で配車される車にはメーターがついていなかった。おそらく通常は、レンタカーや企業のお抱えハイヤーとして営業しているが、そちらの業務が無い場合に「UBER」として走っているような印象を受けた。
5月からは長距離バスを運行する大手が「オール・タイ・タクシー」をスタートした。乗車拒否無し、料金交渉なしで通常のメーター使用が原則。専用のスマホのアプリやコールセンターから配車することも可能(配車料金20バーツ)クレジットカードやデビットカードの決済にも対応するという。一般のタクシーのサービス向上につながると良いのだが。
なぜが派手な色が多いタイのタクシー
夕方も行き先によっては乗車拒否されてしまう事が多い
渋滞にはまるとあっという間にメーターは上がってしまう
個人タクシーは乗用車タイプ以外もたまに見かける
(text & photo : 中島貴義)
熱帯写真家フォトエッセイ「アジアの街角から」
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