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東南アジアの鉄道建設の需要が増大
東南アジアの新興国では、鉄道建設に対する需要が高まっている。人口や車両の増大に対して交通インフラのキャパシティーが追いつかず、道路の渋滞が発生し、人やモノの輸送に支障をきたしている状況は、シンガポールをのぞくほぼすべての国に共通している。
さらなる経済成長のため旅行客や外資系企業を誘致しようとする動きはどの国でも盛んで、また今後はアセアン経済共同体の発足などにより、さらに人やモノがこの地域を行き交うようになるだろう。すると、鉄道建設に対する需要はますます高まるものと思われる。
©ASEAN Japan-Centre バンコク市内の渋滞
つい先日も、ベトナムで南北を縦断する高速鉄道も建設を含む15年計画の鉄道開発マスタープランが、同政府によって承認された。2020年までに首都ハノイとホーチミンを結ぶ既存の鉄道網を改修。それに加え、2030年までには新たな高速鉄道の建設が始まる。
陸続きの国々では国境をまたぐ大規模な計画も。同じくベトナムではあるシンクタンクの所長が、同国のバリアブンタウ省のカイメップ・チーバイ港と隣国ミャンマーのダウェイ港とを結ぶ鉄道の建設を提唱。