旅行者必見!シンガポールのヘイズ(煙害)対策について
有名な観光名所も多く、子供にやさしい国でもあり、近年、日本人観光客にも人気の旅行先であるシンガポール。その一方で、毎年4、5月頃から10月頃までの乾季の時期には、おもにインドネシア・スマトラ島からの煙害(以下、ヘイズ)に悩まされているのも事実です。
今年は例年にも増して、長期的かつ継続的にシンガポールの街は白く煙り、旅行者や居住者の健康被害が懸念されていると思われます。ヘイズは、一見インドネシアだけの問題とも思いがちですが、シンガポール在住の私たちにも密接に関わっているのです。では、ヘイズとは一体どんなものなのでしょうか。
ヘイズ(Haze)とは??
一般的にヘイズとは、インドネシアでの大規模な野焼きや森林火災により生じた煙害を指します。インドネシアはアブラヤシ農園の開発のために毎年野焼きを行いますが、そのアブラヤシの果実からは植物油であるパーム油(植物油脂)が得られ、その植物油脂は、食品、化粧品、デオドラントなどとして形を変え、私たちの生活に浸透しています。そう考えると、インドネシアと近隣諸国だけの問題のみならず、地球全体に関わる問題と言っても過言ではないはずです。こちらのWWFのサイトもご覧ください。