フィリピンの世界文化遺産!美しい棚田に、バロック様式の聖堂群
マニラからバナウェまでバスで約9時間。
フィリピンのバロック様式の聖堂群 (文化遺産)
登録基準:「文化交流」、「建築技術」
16世紀から始まったスペイン植民地時代の名残で、フィリピンの各島にはバロック様式の聖堂が残されています。これらはスペインの聖堂をモデルとしていますが、地震や台風、そして西欧の攻撃から建物を守るために石造の聖堂が多いです。世界遺産として登録されている聖堂は、マニラがあるルソン島に3つ、そしてパナイ島に1つ、合計4つあります。今回はその中でも行きやすい2つの聖堂についてご紹介いたします!
マニラにあるサン・アグスティン教会
photo:ひさほ ゆう
こちらは、フィリピン最古の教会と言われているサン・アグスティン教会。首都マニラ市内にあるのでアクセス良好!重厚な造りの外見ですが、中に入ると美しいシャンデリアや荘厳な祭壇などを見ることができます。
マニラの中心部にある「イントラムロス」という城塞に囲まれた地域の中に、このサン・アグスティン聖堂があります。イントラムロスとはスペイン語で「壁の中の市」という意味で、16世紀スペイン人がフィリピン統治の根拠地としたところです。