ジャワ島でSLをチャーターして自分専用の列車を走らせよう
但し、チャーターには事前申込みが必要で、また運転ができない日もあるようである。博物館との連絡は往復の車の手配と併せて現地旅行社に依頼するのがよいだろう。列車を走らせることができるのは、アンバラワ駅から2駅、約9キロの区間。現在、この区間を走行している列車はこのチャーター列車のみである。途中の停車時間なども含め往復で2時間程度のミニトリップである。
発車前のSLチャーター列車(著者撮影)
博物館に到着すると、係りの人が「あなだが今日の列車のオーナーですね」というような雰囲気で駅の事務所へと案内してくれる。暫くすると、蒸気の音をたてて機関車と客車2両の「専用列車」が到着、早速乗り込むこととする。「専用列車」ではあるが、地元の子供も何人か乗車している。
どうも近くまで乗りたいようで、わざわざ降りてもらう必要もないので「オーナー」として乗車を黙認することとする。沿線の踏切には青い服を着た係りの人が立ち、人が通行しないように確認してくれている。この係りの人は、次の踏切にもちゃんと立っていた。どうもバイクでこの列車を先回りして、すべての踏切の安全を確保してくれているようである。
チャーターでしか走らない列車は注目の的(著者撮影)