くらし情報『ジャワ島でSLをチャーターして自分専用の列車を走らせよう』

ジャワ島でSLをチャーターして自分専用の列車を走らせよう

列車はアンバラワの町を抜けると、のどかな南国の田園風景の中を走る。こういう景色にはSLが合っている。

ジャワ島でSLをチャーターして自分専用の列車を走らせよう

のどかな田園風景が広がる車窓(著者撮影)

途中の駅でSLを付け替え、客車が前、SLが後ろになる。これは急な坂を上るためには機関車が後ろの方がよいためである。さらに急な坂の区間になると2本のレールの間に金属の梯子のようなものが設置されている。ラックレールという歯車の力を使って坂を上る非常に珍しい設備で、日本でもの静岡県の大井川鉄道にしかないものである。そのためこのSLも内側に歯車がある特殊な構造になっている。列車は歯車の音を軋ませながら懸命に坂を上っていく。


ジャワ島でSLをチャーターして自分専用の列車を走らせよう

途中駅でSLの付け替えを行う(著者撮影)

ジャワ島でSLをチャーターして自分専用の列車を走らせよう

(著者撮影)

ジャワ島でSLをチャーターして自分専用の列車を走らせよう

ラックレール区間の坂を上る(著者撮影)

坂を上り切ったところが終点のベドノ駅。この駅では頑張ったSLの喉を潤してもらうため給水を行う。SLが一息ついたら出発、もとの線路を今度はアンバラワへと下っていく。


ジャワ島でSLをチャーターして自分専用の列車を走らせよう

ラックレールの構造(鉄道博物館の展示)(著者撮影)

途中、少年が列車の後ろを板で作った乗り物で追いかけて来た。ラックレールを使って坂を下る乗り物を自作したものであろう。

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