シンガポール最大の美術館「ナショナル・ギャラリー・シンガポール」オープン
シンガポールと東南アジア芸術から読める人々のアイデンティティーの変化
©National Gallery Singapore
2つの常設展示の一つ、「DBS Singapore Gallery(DBSシンガポール・ギャラリー)」には、19世紀以降のシンガポール人芸術家の作品が展示。植民地時代から現在に至るシンガポール人の文化的、美的アイデンティティーが、社会・経済・政治の歴史の中でどのように変化し確立してきたかを紐解いていく。見どころは、シンガポールで最も愛されるアーティストと言われているGeorgette Chen(1906-1993)の作品。
もう一つの展示は「UOB Southeast Asia Gallery(UOB東南アジアギャラリー)」にて。東南アジアの19世紀以降の作品約400点が展示されている。様々な人種、文明、宗教が入り乱れる東南アジアの国々の、植民地支配からの独立や近代化への競争などから生まれた芸術、そしてそこに住む人間と文化を魅力あふれるストーリーで展開する。
©National Gallery Singapore
また、 City Hall Wing(シティホール・ウィング)