シンガポールの朝食と言えば!カヤトースト名店「ヤ・クン・カヤ・トースト」
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台所に立つ習慣があまりないシンガポール人の朝食といえば、近所やオフィス近くの屋台でいただくカヤトースト。甘いカヤジャムがサンドされたカヤトーストには、甘いコーヒーと温泉卵の、一見ミスマッチな組み合わせが定番だ。これらのセットメニューを提供する「ヤ・クン・カヤ・トースト」は、シンガポール最大のコーヒーショップの一つ。
老舗コーヒーショップのブレイクのきっかけは妻の自家製ジャム!?
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中国のハイナン島から移住してきた夫妻が1944年に創業したコーヒーショップ「Ya Kun Kaya Toast(ヤ・クン・カヤ・トースト)」。妻と出会う以前からシンガポールで移住仲間とコーヒーの屋台を開業していたAh Koon氏は、仲間と別れた後も、コーヒー、紅茶、卵、トーストを提供するお店を続けていた。結婚後、妻お手製の自家製カヤジャムをトーストに挟み、Ah Koon氏オリジナルの焙煎コーヒーを一緒に提供する店「ヤ・クン・カヤ・トースト」をTelok Ayer(テロックエアー)に開業。店名の「Ya Kun」は、Ah Koon氏の中国語表記のピンインをそのまま使用したたそう。
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まろやかなカヤジャムと、深い味わいの焙煎コーヒーはシンガポール人の胃袋を掴み、15年後、シンガポール最大級の屋台村Lau Pa Sat(ラオ・パ・サ)に出店。
数ある名店を押しのけ、「The Most Courteous Stall in Lau Pa Sat(もっとも丁寧な店舗)賞」を受賞すると、再びTelok Ayer(テロックエアー)へと拠点を移した。現在は彼らの子供たちが経営にあたっている。
意外な食べ合わせが病みつきに!?
カリカリの薄焼きトーストに、卵とココナッツのスプレッド「カヤジャム」とスライスバターをサンドしたシンガポール名物「カヤトースト」。それを温泉卵と練乳入りの甘いコーヒーと共にいただくのがシンガポール流。「ヤ・クン・カヤ・トースト」ではこの3品をセットメニューとしても販売。一見ミスマッチな組み合わせも一度口にすれば病みつきになるかも!?
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カヤトースト以外にも、ラクサやチキンカレーヌードルなどの様々なローカル料理を提供。レモンティーやフローズンなどの飲み物も。
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「ヤ・クン・カヤ・トースト」は2015年現在、Telok Ayer本店の他に、チャンギ空港やPARAGON(パラゴン)、Suntec City(サンテック・シティ)、Raffles City(ラッフルズ・シティ)などのショッピングセンターなどを中心に、シンガポール国内48店舗に展開。
香港、インドネシア、タイなどの近隣諸国にも進出している。
ローカルの朝食の定番「ヤ・クン・カヤ・トースト」でシンガポールの日常の朝を垣間見てみては?