セブ島「マルコポーロプラザ セブ」が提案するチョコレート尽くしのコース
は、とりわけユニーク。
“Tout”とはフランス語で「全て」の意味。つまりこのコースは、「チョコレート尽くしのコース」ということになる。コースで振る舞われる6品の料理と、料理とペアリングされるドリンク全てに、チョコレートが使用されているのだ。
カカオの産地、セブ
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実は、セブはカカオの産地のひとつ。特にチョコレートファクトリー「Tablea(タブレア)」はセブを代表するブランドで、伝統的な手法で高品質のチョコレートを作り続けていることで知られている。もちろん「Tout Chocolate」コースの料理の数々にもTableaのチョコレートをふんだんに使用している。
今迄にない食体験への誘い
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“チョコレート”というと、どうしてもデザートのイメージが強いが、コースでは、カカオの苦みや香り、食感を楽しむ料理が楽しめる。甘味はデザート以外、ほとんど感じることがない。
例えば、前菜の「マグロと牛肉のタタキ」では、ほどよく火入れされ、強めに胡椒がふられたマグロと牛肉のソテーを、ビターなカカオが利いたソースと合わせて頂く。マグロと牛肉の旨味とソースのこくが合わさることで、一つの料理として最高のパフォーマンスを発揮する。