くらし情報『避暑地の中をのんびり走る「ベトナム・ダラットの高原鉄道」』

避暑地の中をのんびり走る「ベトナム・ダラットの高原鉄道」

但し、乗客が少ない場合は運休することもあるとのこと。これは観光客にとって大変困ることだが、運を天に任せる他にない。「乗客が少ない」といっても、もともと多くの客が乗れる列車ではないので、5~6人が運行される目安ではないだろうか。切符は終点のチャイマット駅までの往復で約600円と外国人向けの値段設定。

避暑地の中をのんびり走る「ベトナム・ダラットの高原鉄道」

日本製のSLが保存されている

切符を買ってホームに入ると、蒸気機関車が停車している。現在は使用されず保存展示されているだけだが、比較的きれいに整備されており、当日も機関車の前で新婚カップルが記念撮影を行っていた。実はこの機関車、C12型と呼ばれている日本製のもの。日本から満州、中国の雲南省を経てベトナムにやってきた機関車なのである。
幾多の戦乱を乗り越え、ようやくこのダラットの地でようやくのんびりと余生を過ごしているようだ。
避暑地の中をのんびり走る「ベトナム・ダラットの高原鉄道」

SLの前で結婚写真を撮影するカップル

赤い機関車1台に客車2両のかわいい編成
避暑地の中をのんびり走る「ベトナム・ダラットの高原鉄道」

ダラット駅で発車を待つ列車

チャイマット行の列車は、赤い機関車1台に客車2両のかわいい編成。西洋人を中心に10人ほどが乗り込む。線路の状態があまりよくなく、列車はゆっくりと走行していく。

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