ハノイに来たら絶対食べたい2大麺料理「フォー」「ブンチャー」
ハノイ名物の麺料理、ブンチャー
緑と湖が多く、歴史を感じさせる味わい深い街並みが魅力のベトナムの首都ハノイ。本コラムでは主に南部ホーチミンの食を紹介してきたが、今回は北部ハノイで食べられる絶品グルメを2回に分けてお届け。前編では、麺料理のフォーとブンチャーを紹介しよう。
フォーボーの名店「PHO THIN」
ホアンキエム湖
ベトナム全土で食べられているフォーは、実は北部発祥の麺料理。現地では鶏より牛のフォーのほうが人気がある。今回訪れたフォーボー(牛肉のフォー)の専門店「PHO THIN(フォー・ティン)」は、市民の憩いの場となっているホアンキエム湖の南にある。
店先には大きな寸胴鍋が2つ並び、薪火でスープを煮込んでいる。“薪火”と聞くだけで、手が込んでいておいしそうな気がしてしまうのは筆者だけであろうか。
厨房では、スタッフが大量のネギとパクチーを手早くどっさりと盛り付けていた。ザルの中にはパクチー(rau mùi、ザウムイ)とネギが混ざった状態で入っているので、パクチーが苦手な人は、注文の際忘れずに伝えよう。
主役は、滋味深い“こってりスープ”
こちら、メニューはフォーボーのみという潔さ。