著者撮影 窓ガラスの割れたケーブルカーちょっと心配
仏教への信仰心が厚いタイの人たちにとって寺は身近な存在である。日本で祭りがあるように、タイの寺でも様々な催しが開催され、その寺を廻ることがある種のレジャーとして定着している。
そのようなタイの寺の中でも、不思議な乗り物がある寺を紹介したい。
ワット・タム・スワのケーブルカー
ひとつはカンチャナブリ―にあるワット・タム・スワ。タイ語でスワは虎の意味なので、「虎の寺」ということになる。ちなみにカンチャナブリ―には本物のトラを飼っている寺が日本のテレビなどで取り上げられ有名であるが、このワット・タム・スワは別の寺で、トラの像はあるものの本物のトラはいないのでご心配なく。
著者撮影 ワット・タム・スワ ケーブルカー乗り場
このワット・タム・スワの特長は、ケーブルカーがあること。寺の本堂は小高い山の上にあり、階段を登って行くこともできるが、10バーツ払えばケーブルカーで楽々参拝できる。このケーブルカー、どう見ても観光用のものではなく、鉱山の坑道用のケーブルカーをそのまま利用したと思われるもの。ロープも細く、少し不安な乗り物ではある。
著者撮影 走行中のケーブルカー右側に増設工事の痕跡が。