切符を買って乗車し、暫くするとケーブルカーを動かしてくれる。日本のケーブルカーのように床が階段状になっていないので、まさに坂を上っている感じである。上りのケーブルカーが動くと同時に別の線路の下りケーブルカーも動き、途中ですれ違う。乗車時間は僅か1~2分、すぐに頂上駅に到着。乗車したケーブルカーの隣には、もう1組、ケーブルカーを建設しようとした痕跡がある。「ケーブルカー1組2台だけでは輸送力が足らないから、もう1組設置しよう」と考えたのか。謎である。
著者撮影 山上の仏像。
お供え物はベルトコンベアで運ばれるようになっている。
この寺には、このケーブルカー以外にも荷物用のケーブルカーやその跡がいくつかある。また大仏へのお供え物はベルトコンベヤーで運ばれるようになっている。もしかしたらこの寺の住職はメカニックなことが好きなのかもしれない。寺は、山の上にあるだけあって景色は良い。また観光地である「戦場か架ける橋」から車で20分程度の便利な場所にある。あまりガイドブックに紹介されていない寺ではあるが、カンチャナブリ―に行った際には立ち寄る価値がある寺である。
著者撮影 山上からの景色
ワット・ニウェート・タンマプラワットのロープウェイ
著者撮影 ワット・ニウェート・タンマプラワットへのロープウェイ
もうひとつは、アユタヤ観光の際に併せて訪れることが多いバンパイン宮殿の川向にあるワット・ニウェート・タンマプラワットである。